新着記事

“おしん”の奥津城[山居倉庫/庄内米歴史資料館]
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 1983(昭和58)年7月、国鉄酒田駅前に全高1.3mの少女の等身大像が建った。子守姿をして、いかにも奉公人という感じのその少女像は、当時、飛ぶ鳥落とす勢いだったNHK朝の連続テレビ小説「おしん」にちなんだものだった。
 最上川上流にある寒村の小作の子に生まれたおしんが、一人一膳の大根飯がやっとという貧困ゆえに幼い頃から酒田の米問屋などに奉公に出され、苦労をしながらやがて自立する—という橋田壽賀子作のこのドラマは、平均視聴率52.6%という空前の人気を呼び、4月の放映開始から早3か月で、舞台となった酒田駅前に等身像が建つまでになったのだ。

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思わず奥歯がうずく、日本唯一の医学博物館[医の博物館]
医の博物館
医の博物館

 日本で唯一の医学博物館が新潟の日本歯科大学にある。医学史を教育研究し、同時にその収集した史料を公開する施設である。
——と書くと、なにやらお堅そうな研究室のイメージが浮かんでくる。

 入館するとまずは文書資料のコーナーで、日本最初の腑分(人体解剖)を記録した山脇東洋の『蔵志』やダーウィンの『種の起源』をはじめ、ジェンナー、大槻玄沢、ナイチンゲールなどの原本が並ぶ。
 同時にそれら先人たちの肖像画も掲げられ、なかなかおごそかな雰囲気。ここまでは予想通りか。

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ヒッチコックの「鳥」気分[蕪島]
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 三陸海岸の北部、八戸〜久慈の八戸線が走っているあたりは、観光地としては地味だけれども景色はきれいなところだ。
 八戸線の「鮫」という駅で下車する。駅の「ようこそ鮫へ」と描かれたサメの看板に迎えられ、15分ほど歩くと、郷土資料館にミニ水族館がくっついたような「八戸市水産科学館マリエント」が建ち、海岸には蕪島が浮かんでいる。これが鮫の貴重な観光資源だ。
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思わず魅せられる美しき骨の数々[日本大学農獣医学部資料館]
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とにかく骨格標本と剥製のせいぞろいしている資料館だ。ゾウ、サイ、ウシ、サルなどの骨格が立ち並び、脇を固めるようにアリクイ、カモシカ、ツル、ウミガメなどの剥製が並ぶ。

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多摩ニュータウンに息づく原始の世界![遺跡庭園 縄文の村]
遺跡庭園・縄文の村
遺跡庭園・縄文の村

 多摩ニュータウンの中心地・多摩センターの駅前を新宿方向に歩いていくと、やがて、強い陽射しに燦然と輝くサンリオピューロランドが見えてくる。このピューロランドの左手に原始文明が今なお息づいているのだ!?
 近代的なビル群を通り抜け、駐車場をとぼとぼと歩いていくと、目の前に緑に囲まれた古代住居が現れる。これが遺跡庭園 縄文の村。
 入園無料の園内には、縄文時代前期の竪穴住居、縄文中期の敷石住居など3棟が点在する。

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