2016年 の記事アーカイブ

第17回国際文通週間(1973年)
伊藤若冲「仙人掌群鶏図襖絵」国際文通週間
伊藤若冲「仙人掌群鶏図襖絵」国際文通週間

2016年は伊藤若冲生誕300年ということで、多くの回顧展が企画された。4月に東京都美術館で開催された「若冲展」は、直前にテレビで若冲が取り上げられたこともあって大勢の観客が押し寄せて、その混雑ぶりが話題になった。
この切手は、その「若冲展」にも出品された、大阪・西福寺蔵の重要文化財「仙人掌群鶏図襖絵」を原図にしたもの。もとが紙本金地着色なので、切手も金ピカの上に鶏が闊歩するという、かなり派手な仕上がりになっている。
「若冲展」はまだまだ各地で行われていて、京都国立博物館でも「特集陳列 生誕300年 伊藤若冲」を2016年12月13日〜2017年1月15日の会期で開催する。残念ながら、この「仙人掌群鶏図襖絵」は出品されないが。

2016年12月

先頃、奈良などの寺院に液体がかけられる事件が起こったが、その事件を伝える寺院関係者のツイートに、憶測を持って特定の国や民族を犯人とし、それを罵る口汚いリプライの類がぶらさがっていた。どんな事件や事故でも、自分の鬱憤を晴らす罵声の材料として利用する人物がいるものだ。長く護られてきたものを傷つける人がいることも悲しいが、それを罵声の材料にする人がいることもまた悲しい。 (盛)

「本で楽しむ博物館」をコンセプトにした書籍、河出書房新社から発売
『平城京のごみ図鑑 最新研究でみえてくる奈良時代の暮らし』
『ニセモノ図鑑 贋造と模倣からみた文化史』

国立歴史民俗博物館の2015年企画展で話題となった「大ニセモノ博覧会」を書籍化した、『ニセモノ図鑑 贋造と模倣からみた文化史』。真贋を超えたニセモノの世界を紹介

2016年秋、河出書房新社から「本で楽しむ博物館」をコンセプトにした書籍が刊行。まずは10月に国立歴史民俗博物館の2つの人気企画展をベースにした、『ニセモノ図鑑 贋造と模倣からみた文化史』『読めなくても大丈夫! 中世の古文書入門』が刊行。

さらに、11月末には奈良文化財研究所の監修で『平城京のごみ図鑑 最新研究でみえてくる奈良時代の暮らし』が刊行されました。これらの書籍では、博物月報の主宰も企画・構成でお手伝いさせていただきました。

続きを読む

企画展「釧路・根室の簡易軌道」、釧路市立博物館で

釧路市立博物館(北海道釧路市)では、博物館創立80周年企画展と題して、「釧路・根室の簡易軌道」展を2016年10月29日〜2017年1月15日の会期で開催中。
簡易軌道は、レールの上を馬やガソリン機関車などで車両を牽引するもので、「殖民軌道」と呼ばれていた。

続きを読む

原始古代の酒を探る講座、新潟県立歴史博物館で12/10に
新潟県立歴史博物館
新潟県立歴史博物館

新潟県立歴史博物館。常設展では、昭和30年代の雪国での生活や、縄文時代の四季などの実物大展示もある

12月は忘年会などでお酒の機会も増えるシーズン。そんなお酒の太古の姿を探求する講座「原始古代の酒を探る」が、2016年12月10日に、新潟県立歴史博物館(新潟県長岡市)で開催される。

奈良時代には、酒の醸造を行った造酒司などの役所の遺跡が見つかっているが、それ以前の時代には直接の証拠はまだ発見されていないという。講座では、酒に結びつく可能性のある遺物について考えていく。

続きを読む