2004年 の記事アーカイブ

キーマンは目黒不動[山手七福神]
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 地下鉄南北線に沿うように分布している七福神。
 谷中・隅田川とともに江戸三大七福神と称されているが、それは多分に、3代将軍・家光の帰依を受けて大伽藍が建てられ江戸庶民の参詣行楽の場として大いに賑わったという「目黒不動」によるところが多いのだろう。
 事実、目黒不動は本来七福神のパートでは恵比須を受け持つだけなのに、境内に三福神として弁財天と大黒天を祀り、不動明王や仁王門、1683(天和3)年造立という銅製大日如来像などを擁している。三が日などに行くと、境内にはビール、焼き鳥、やきそば、おでん…といった露店がひしめき合うように立ち並び、まるで屋台村のような様相である。

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江戸最古を誇る七福神[谷中七福神]
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 七福神をめぐるにはどこの寺社からまわるのかよく考えた方がいい。なぜならば、それはフィナーレをどこで飾るのかということを決めることになるからだ。
 田端(東覚寺)から上野(弁天堂)にかけて点在している「谷中七福神」の場合、なぜか上野の弁天堂からスタートするように書かれているガイドが多い。

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国境のある民家園[みちのく民俗村]
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工場の誘致に成功して以来、観光よりも工業で食っていっているから
「何も見るところがなくてねぇ」というのが、タクシーの運転手の「北上」評である。

その岩手県北上市の数少ない(?)見どころがここみちのく民俗村だ。

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ネーミングは地味だが、見応え十分[いわき市石炭・化石館]
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★2010年4月にリニューアル(これはリニューアル前の記事です)

 石炭化石というきわめて地味なネーミング(失礼!)なので、館名だけ聞くと、石炭と化石がぽつんぽつんと置いてあるだけの施設を想像してしまうが、これが予想に反して見応えのあるスポットだ。
 この施設は、かつての常磐炭田の炭坑(1976年閉鎖)の敷地を再利用して建てられた。そのため石炭の採掘の歴史はもとより、当時の生活をしのばせる炭坑住宅の再現や、この地で発見されたフタバスズキリュウ、そしてそれに関連して恐竜や首長竜の展示が並んでいるのである。

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スロープを上って日光白根山へ![栃木県立博物館]
栃木県立博物館
栃木県立博物館

栃木県立博物館。写真は日光国立公園の生物垂直分布を展示した常設展のスロープ展示

館内に入り、受付を通ると螺旋状のスロープが目にとまる。これは日光国立公園の生物に関するスロープ展示だ。全長72mのスロープを上っていくことで、日光・神橋付近(標高600m)から白根山山頂(標高2578m)までの自然相の垂直分布をたどるというもの。とくに、いろは坂から上の方に、気候的には北海道に相当するような高山の自然相がある。

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