2021
4/21
Wed
パッケージを開けると、ケースに納まったクリオネが30匹ほど、勢揃いしている。普通は、ケースから竹の箸などを使って上品に、このクリオネたちを菓子皿に移すのだろうがここはちょっとワイルドに手づかみで頂こう。
手でガッとつまんだ時の触感はまるで浜辺に打ち上げられたクラゲに触れたかのようだ。べたりとはりついているクリオネを、ケースから引き離す。この粘度はまるでウミウシか何かを岩からひきはがしているかのような快感を与える。
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袋を開けると、パックされた大仏様が無造作に転がり出す。普通は、竹の箸などを使って上品に、この大仏様を菓子皿に移すのだろうがここはちょっとワイルドに手づかみで頂こう。 口に含むと、砂糖と水飴とゼラチンと酸味料と香料と青1号の着色料で作られている本体の甘さが舌の上に広がる。
舌に広がったそのほのかな甘みを堪能しながら、一息に飲み込むとなめらかなノド越しを残して、大仏様は胃に落ちていった。……というようなことを本当に実行に移すと、ノドに詰まりはしないもののかなり苦しいことになりますので、お勧めしません。
鎌倉の大仏様で有名な高徳院の前には、土産物や喫茶店が軒を連ねる。
そんななかで「湘南グミ」と題して売られているのが、これだ。
袋を開けると、パックされた大仏様が無造作に転がり出す。お色はIndigoとRubyの2色。
大仏様のお姿をいただいた見るからにありがたいお菓子が、鎌倉大仏の参道で土産物として売られている。
袋を開けると、パックされた大仏様が無造作に転がり出す。
口に含むと、砂糖と水飴とゼラチンと酸味料と香料と青1号の着色料で作られている本体の甘さが舌の上に広がる。噛みしめると、ソーダの味が口中に広がってさわやかな気分になる。
湘南の浜辺で夕日を眺めていた時のこと。 「怖い」と小さな声で彼女は言った。 「なにも怖くはないよ」と身を乗り出してみたもののどうも勝手が違う。彼女が「怖い」と言ったのは夕日。新潟県出身の彼女にとって「太平洋の夕日」は、怖いものらしいのだ。
夕日