博物的話題カテゴリーの記事

[感想後記]チャイナドレスの誕生と変化をたどる/横浜ユーラシア文化館「装いの横浜チャイナタウン—華僑女性の服飾史」展
横浜ユーラシア文化館「装いの横浜チャイナタウン—華僑女性の服飾史」展
横浜ユーラシア文化館「装いの横浜チャイナタウン—華僑女性の服飾史」展

横浜華僑の家に伝わるチャイナドレスの展示からは、華僑社会の文化や家族の歴史をうかがうことができる

中国の伝統的な民族衣装と思われることが多いチャイナドレス(旗袍 = チーパオ)。だが、実際には1920年代に誕生した新しいものだ。このワンピース型の活動的な服装は、清朝が崩壊し中華民国が成立するという、新しい時代の流れの中で、より活動的な服装を求めて、満州族女性や漢民族男性の服を参考にして生み出されたという。

横浜ユーラシア文化館(横浜市中区)では、これらチャイナドレスの誕生と変化の歴史をひもとく、企画展「装いの横浜チャイナタウン—華僑女性の服飾史」を、 続きを読む

トンネルの落差がもたらしたインスタ映え[濃溝の滝]
濃溝の滝
濃溝の滝

小櫃川の支流・笹川にあるトンネル。SNSで拡散されて一躍人気スポットになった。時期によって右奥から射し込んだ陽が、水面に反射してハート形になる

房総半島の山間部に、インスタ映えすると話題のスポットがある。千葉県君津市の濃溝の滝だ。
洞窟のシルエットがハート形になるといわれ、その幻想的な光景がSNSで拡散されて一躍人気になった。もっとも、あれは光がほどよい角度で射し込む春と秋の数日間だけで、それも早朝に限られるとのことだ。
そんなわけで、普段は昔のあさひ銀行のロゴみたいな光景をしている。

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江戸時代から鏑木清方デザインの浴衣まで、泉屋博古館分館で特別展
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泉屋博古館分館(東京・六本木)では、2019年5月28日〜7月7日の会期で、特別展「ゆかた 浴衣 YUKATA すずしさのデザイン、いまむかし」を開催中。

江戸時代に入浴後のくつろぎ着として広まり、やがて夏の気軽な外出着として定着した「ゆかた」の魅力をひもとく。 続きを読む

浮世絵から地形を楽しむ「江戸の凸凹」展
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太田記念美術館(東京・原宿)では、江戸と東京の地形を浮世絵で楽しむ「江戸の凸凹——高低差を歩く」展を開催中。会期は2019年6月1~26日。

江戸時代の浮世絵師は風景画を描く際に、しばしば地形の高低差を意識した構図を用いたという。 続きを読む

『おにぎりの文化史』、横浜市歴史博物館監修で発売
『おにぎりの文化史』
『おにぎりの文化史』

横浜市歴史博物館で好評を博した「大おにぎり展」(2014年)を、その後の知見も盛り込んで、増補書籍化!

日本を代表する食である「おにぎり」。だがその歴史は意外にも明らかになっていない。横浜市歴史博物館は、2014年秋に、横浜市内から出土した「古墳時代のおにぎり」を手がかりに、おにぎりや穀物の歴史を解き明かす企画展「大おにぎり展—出土資料からみた穀物の歴史—」を開催した。

タイトルこそポップだが、これは炭化したコメの塊などの炭化穀物を中心に取り上げた初めての博物館展示だったという。この展示内容をベースに、最新の知見も盛り込んだ『おにぎりの文化史 おにぎりはじめて物語』が、2019年4月4日、河出書房新社から発売された。

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