公園カテゴリーの記事

目の前の海に生息する海洋生物について知る[葉山しおさい博物館]
神奈川県・三浦半島・逗子・一色海岸
神奈川県・三浦半島・逗子・一色海岸

葉山しおさい博物館がある、一色海岸

今はもう秋、誰もいない海——そんな海岸を、貝殻を拾ったりしながら散歩していると、人によってはとても寂しく感じて、そのまま入水でもしたくなってしまうかも知れないが、海の中は決してそんなことはなく、豊潤な生命で満ちあふれている。

波打ち際の砂に点々と空いた呼吸穴はそこに貝がたくさん生息している証拠だし、沖合を通る漁船や釣り船の姿は、この海がどんな寂しそうに見えても、海の幸を約束する海域であることを物語っている。

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ミニ火山と池のなかの海[笠山・明神池]
笠山(山頂からの眺め)
笠山(山頂からの眺め)

 萩は歴史の町として有名だが、自然史的にも興味深いエリアである。
 萩市から山口市にかけては阿武火山群と呼ばれる50あまりもの火山が分布している。萩沖には見島、大島、羽島などの島々が浮かんでいるが、これらがすべて火山なのである。
 なかでも一番若い火山が、萩郊外の海岸に陸続きになってこんもりと盛り上がっている笠山(標高112m)だ。約1万年前に噴火し、「日本一小さい火山」として観光ガイドに紹介されることもある。火山の定義は各種あるので科学的な言い方ではないが、眺めてみると確かに小さい。

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花の飛鳥山[飛鳥山公園]
飛鳥山公園・旧渋沢庭園
飛鳥山公園・旧渋沢庭園

 東京・王子にある「飛鳥山公園」(東京都北区)。海抜27mの丘陵をなし、北区で一番高い土地だというから、飛鳥山は北区の「最高峰」ということになる。そのせいか乾いた風が吹き抜けていく。
 着いた時はだいぶ陽が傾いていた。西陽射すなか、「旧渋沢庭園」を散策。公園の一角にあり、渋沢栄一の本邸跡でもある。
 芝生広場の奥に見えるのが1925(大正14)年築の「青淵文庫(せいえんぶんこ)」。

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公園へ行こう! 首都圏のおすすめ公園情報
小石川植物園
小石川植物園

 ニュースを見てもネットを見ても暗澹たる気分になり、そしてちょっと気を許すと余震が来るという1週間でした。
 この週は自宅待機、自宅勤務という人も多かったようですが、屋内ばかりにいると気が滅入ってしまう。しかし、首都圏のミュージアムやレジャー施設は、計画停電の影響で営業もままならない……というわけで、こんな時こそアウトドアの公園!

 都内の公園は(入園料が必要な公園でも)おおむね計画停電中も日中は開園しているようです。博物月報おすすめの公園・植物園をご紹介。

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南極観測犬タロ、ジロ生還50周年[大浜公園]
堺大浜公園
堺大浜公園

2009(平成21)年は南極観測犬タロ、ジロの生還50周年にあたる。

1958(昭和33)年2月、前年に引き続き二度目の越冬を試みた南極越冬隊は、悪天候のため観測船「宗谷」が接岸できず、越冬を中止。カラフト犬15頭を置き去りにして撤収した。
天候が回復したら、犬を迎えに行くつもりだったが、結局、隊員を収容した「宗谷」はそのまま引き上げ、基地は一年間無人になった。

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