神社仏閣カテゴリーの記事

哀愁漂う日光の弟分[上野東照宮]
上野東照宮
上野東照宮

 東照宮とは、いうまでもなく、徳川家康をまつった神社。日光のそれが有名だが、全盛期には全国500社を誇ったという。
 上野公園にある東照宮は1651(慶安4)年の建築で、1636(寛永13)年に建てられた日光の弟分である。
 徳川幕府の本拠があった江戸・寛永寺の敷地内にある。将軍様のお膝元、店に例えれば、幕府の直営店舗あるいは旗艦店とでもいうべき存在だろうか。

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5人そろって五色不動![江戸五色不動]
red
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「目黒」や「目白」という地名は知っているだろうか?多くの人が「もちろん!」と答えるだろう。

では「目青」は?「目黄」は?「目赤」は?

かつて、寛永年間(1624〜44)、徳川幕府は江戸鎮護のため、赤・青・黄・白・黒の5色の不動を設置した。

そう、「目黒」や「目白」は、本来、5つそろって一揃えだったのである。

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桃太郎の聖地ここにあり[桃太郎神社]
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もし「桃太郎といえば岡山」と何の気なしにでも思っている人がいるとすれば、愛知県人、なかんづく犬山市民から、猛烈な反駁を食らうに違いない。

なぜならば、愛知県犬山市においては、桃太郎の3匹の家来が住んでいた「犬山」「猿洞」「雉ヶ棚」という地名に始まり、鬼の使った「金棒」、「鬼の珍宝」なる秘宝、さらには鬼の頭骨写真やおばあさんの「足跡」など、鬼と桃太郎の実在を示す多くの証拠が現存しているのである。

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21世紀にふさわしいエントリー
[下谷七福神]
下谷七福神
下谷七福神

 七福神というユニットが生まれたのは室町時代だというが、七福神めぐりが盛んになったのは、なんといっても江戸時代である。
 当時、江戸庶民の手軽なレジャーとして親しまれ、現在に至るまで、東京には「七福神めぐり」のコースが多い。
 そんななかで、もっとも現代にふさわしいのが、JR山手線鴬谷駅から地下鉄東京メトロ三ノ輪駅にかけて展開している「下谷七福神」だ。

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骨董屋の主人、江戸に七福神ブームを呼ぶ![隅田川七福神]
隅田川七福神・弘福寺
隅田川七福神・弘福寺

 むかしむかし、江戸は文化年間の頃(1804〜18)、あるところに骨董屋の主人がおりました。
 ある日、「私の持っている福禄寿のフィギュアは非常にレアなので、ひとつこいつを中心にして七福神をつくろう」と思い立ちました。とまぁ、ひらたくいえば、これが隅田川七福神のはじまりである。
 このご主人、佐原鞠塢(さはら・きくう)とおっしゃるのだが、3000坪の敷地に四季折々の草木を植えた、向島百花園と称する庭園をもっていて、仲間の文化人たちとともに風流を愛でて楽しんでおられたようである。

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