名所旧跡カテゴリーの記事

好対照な9福が待ち受ける[浅草名所七福神]
浅草名所七福神/石浜神社
浅草名所七福神/石浜神社

 「浅草名所(などころ)七福神」は、浅草寺を中心とする一群だけあって、神社仏閣としてもかなりキャラが立っている。その分、仕分けができなかったのか、七福神といいながら九福もひしめいている。浅草寺を含めて、O字型に点在しているので、どこからでも巡りやすいのが特徴だ。
 まずは銀座線の田原町から「矢先稲荷神社」へ向かう。鳥居に掛かっている額が陶器製だ。合羽橋商店街あたりからの奉納だろうか。

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天然記念物に囲まれた貝の聖地[青島]
青島神社
青島神社

 宮崎、なかんずく日南海岸といえばフェニックス(カナリーヤシ)。だが、これは宮崎交通の初代社長・岩切章太郎(1894〜1985)が南国イメージを醸し出すために一所懸命植えたものだ。
 では、この南国イメージはまったくの創作なのかというとそうでもない。
 宮崎市街から南へ20km、日南海岸国定公園北端の青島には約4000本のビロウや27種の亜熱帯植物が繁茂しており、海辺の強い陽射しも相まって、まごうかたなき南国の雰囲気だ。

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江戸時代の「村」そのものが残る[大内宿]
大内宿
大内宿

かつてコモドオオトカゲが発見された時に、学者たちは「恐竜が生きていた!」と叫んだと言うが、もし現在日本の歴史学者たちがなんの予備知識もなく、ここに連れてこられたら、「江戸時代が生きていた!」と叫ぶかもしれない。
会津西街道の大内宿(おおうちじゅく)はそれほど、古い町並みをよく残しているスポットである。

池袋から鬼怒川温泉行きの特急に乗り、野岩鉄道・会津鉄道を経由して4時間後に、湯野上温泉駅に着いた。途中30分の列車待ちがあったので、正味は3時間半。大内宿は駅から約6km、タクシーで10分ほどである。タクシーはよく整備された山道を駆け上がり、やがて周りを山々に囲まれた平らな土地に到着した。

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掘割をめぐらせた「水の都」[柳川]
柳川
柳川

 「水の都」と言えばヴェネチアの枕詞のようになっているが、筑後川の河口にある街・柳川(福岡県柳川市)も見事な「水の都」と言えるだろう。
 街には縦横に掘割がめぐっている。これらは大雨の時にも氾濫することなく、各水路が水をプールして、じわじわと有明海に排水していく。先人の知恵の見事なところだ。約10km四方の柳川市には総延長にしてなんと930kmもの水路があるという。

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鯖にまつわる不思議なエピソード[鯖大師本坊]
鯖大師
鯖大師

 3年間、鯖を食べないで祈願すると願いが叶う——徳島県海陽町の鯖大師本坊には「鯖断ち」という珍しい願掛けがある。
 ホーム1本だけのJR牟岐線鯖瀬駅に降り立つと、線路の向こうにお堂が見えた。反対側には海が見える。あのお堂に違いないと思って、見当を付けて歩き出すとものの3分ほどで到着した。
 鯖大師本坊、正式には八坂寺といい、四国八十八か所霊場の番外札所となっている。

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