植物園カテゴリーの記事

公園へ行こう! 首都圏のおすすめ公園情報
小石川植物園
小石川植物園

 ニュースを見てもネットを見ても暗澹たる気分になり、そしてちょっと気を許すと余震が来るという1週間でした。
 この週は自宅待機、自宅勤務という人も多かったようですが、屋内ばかりにいると気が滅入ってしまう。しかし、首都圏のミュージアムやレジャー施設は、計画停電の影響で営業もままならない……というわけで、こんな時こそアウトドアの公園!

 都内の公園は(入園料が必要な公園でも)おおむね計画停電中も日中は開園しているようです。博物月報おすすめの公園・植物園をご紹介。

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日本最古の植物園が持つ歴史の厚み[東京大学大学院理学系研究科附属植物園]
小石川植物園
小石川植物園

 うっそうと茂るスギやヒノキなどの針葉樹林。足元の歩道は落ち葉や枯れ木によっておおわれ、非常に弾力性のある土になっている。
 見上げると覆いかぶさる木立の隙間から青い空がのぞいている——などというのは久しく都会ではお目にかかれない光景なのだが、これがよりによって東京のど真ん中、文京区に広がっているのである。

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名古屋にそびえる日本最古級[名古屋市東山動植物園]
名古屋市東山動植物園
名古屋市東山動植物園

 広大な丘陵地帯に動物園、植物園、遊園地などが点在し、名古屋市民の憩いの場として知られている東山動植物園。施設としてのキャリアも長く、1918(大正7)年に鶴舞公園に開園した動物園が、1937(昭和12)年になって現在地に移転してきたものだが、その前身は、1890(明治23)年に動物商の今泉七五郎が開いた「浪越教育動物園」にまでさかのぼるという。
 この東山の地に、国の重要文化財にも指定された日本最古の温室が存在する。

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そそり立つ、人間の欲望[多摩森林科学園]
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東京近郊の人にとって、高尾といえば、高尾山が遠足やハイキングの場所として有名だが、この多摩森林科学園は、高尾山とはJR中央線をはさんで反対の北側に位置している。
もともとは1921(大正10)年に発足した帝室林野管理局林業試験場が前身であり、さらにその前は幕府の直轄領、それより以前は小田原の北条氏の古戦場だった。古戦場の時代はともかく、幕府の直轄領になった時からすでに植林が行われていたようで、当時の代官である江川太郎左衛門が1850年頃に植えたヒノキが「江川ヒノキ」として現在も残っている。

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バナナの人望を施設名に託す[熱川バナナワニ園]
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伊豆高原、というと「高原」という文字から開放的な感があるが、そこから南——東伊豆町から下田にかけては、そんなイメージとはちょっと違ってくる。

天城山からの急峻な山脈が海岸まで容赦なく押し寄せ、伊豆急行はそれをいくつものトンネルと小刻みなカーブでかわしながら、山々の谷あいに広がるわずかなスペースに駅をつくって停車していく。大川、北川、片瀬…とその谷ごとに「温泉」を名乗り、斜面にへばり付くように旅館やホテルがひしめいている。

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