編集後記カテゴリーの記事

2021年3月

今春、奈良の東大寺が修二会(お水取り)の一部を生中継でネット配信した。コロナ対策で拝観が制限されているからという計らいだが、深夜、帳越しに行法の音がもれ聞こえてくる様は、得も言われぬ臨場感に満ちていた。
昨年暮れには、奈良の神事の代表格でもある春日大社若宮おん祭り渡御がライブ配信されている。
奈良の宗教関係者の方々の「こういう世情に宗教はどう向き合うべきか」という、真摯な気持ちが伝わってくる。 (盛)

2020年12月

スーパーの正月用品コーナーに「アマビエ」の描かれた鏡餅が並んでいた。もともと江戸時代の刷り物にある疫病を予言した妖怪だが、新型コロナウイルス感染症の流行に際して、SNSで話題になった。
それ以後、各地にモニュメントやグッズができるなどで話題になったが、鮮烈なデビュー(再発見)から約10カ月、とうとう正月行事にまで上り詰めてきた。 (盛)

2020年7月

さる7月2日の夜中、関東上空で火球(隕石)が目撃され、衝撃音が轟いた。隕石の破片は千葉・習志野のマンションで見つかったという。隕石はこれまでも、1984年には青森の印刷所を、1992年には島根の民家の寝室を、2018年には愛知の民家を直撃している。
こんなふうに隕石は各地で強烈な印象を残しているので、古典籍から宇宙科学まで学問分野を横断して「大隕石展」とかできたら、おもしろそうだ。7月2日の隕石レベルのものは1日1個ぐらいの割合で地球に落ちているという。隕石は宇宙からの一番身近な来訪者かもしれない。 (盛)

2019年7月

調べものをしていてたまたま気がついたのだが、我孫子市鳥の博物館が終了した企画展の展示パネルをPDFで公開していた。すべての企画展が対象ではないが、パネルだけで数十ページあり、相当なボリュームだ。ほかにも紀要や広報誌のバックナンバーをウェブで公開している博物館や水族館も増えてきた。
ミュージアムのもっている知識のアウトプットという点でもいい試みだと思う。 (盛)

2018年12月

いつの頃からか買い物にはポイントが付きものになった。おかげでポイントカードで財布が膨らむ。それはまだいい。ポイントの使い方が各店まちまちで、「ポイント使って下さい」と言うと「500ポイント以上じゃないと使えません」などと言われたりする。
ヨドバシカメラが大阪に進出した時、「ポイントなんかええから、その分いま安くしてな」という大阪のおばちゃんたちがいたというが、消費税増税のポイント還元のゾッとするほどごちゃごちゃした議論をみていると、大阪のおばちゃんじゃなくてもそう言いたくなってくる。 (盛)