博物図鑑カテゴリーの記事
関東にトノサマはおらず!?[トウキョウダルマガエル]
トノサマガエル、アマガエル、カエルにいろいろあるけれど、じつは関東近辺にはトノサマガエルはおらず、関東近辺でトノサマガエルと言われているのは、ほとんどがこのトウキョウダルマガエル Rana porosa porosa だという。
かつてはトノサマガエル Pelophylax nigromaculatus が広く分布しているものと思われていたが、隆条(背中の線)に相違があり、また鳴き声も異なっている。
ある時はバレーボール、またある時は頭蓋骨、しかしその正体は…[オニフスベ]
- 2015年6月11日(木)
- 博物図鑑
見た目は空気が抜けてつぶれたバレーボールのようだ。大きさもちょうどそれぐらい。近寄ってみると、外皮に細かいしわが走っている。これでもれっきとしたキノコである。
キノコだとわかっているからいいようなものの、そうでなかったら薄気味悪い。「頭蓋骨が転がっている」と騒ぎになるというのも頷ける。
工芸品のような史上最大の二枚貝[シカマイア]
水盤として花を生けてもよさそうだし、料理皿としても引き立つかもしれない。そのまま、床の間に飾ってもいい——そんな、品の良さそうな陶器にみえるが、これが生物だというから驚く。
シカマイアという、全長1m以上にもなる二枚貝の復元模型(国立科学博物館)だ。古生代ペルム紀後期に生息し、日本やマレーシアなどから密集して産出する。
深海底での待ち伏せ型の生物か?[メンダコ]
硫化鉄でできた体をもつ深海生物[ウロコフネタマガイ(スケーリーフット)]