今月の鉄道カテゴリーの記事

JR氷見線
JR氷見線の車窓(雨晴駅付近)
JR氷見線の車窓(雨晴駅付近)

 高岡から氷見までわずか30分弱の路線だが、車窓からは富山湾越しの立山連峰が望める。とくにこの季節は連峰の雪景色が美しい。さっき高岡では陸側にあった山々が、こんどは海の向こうに広がっているのはちょっと不思議な気分。
 終点の氷見には「氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館」がある。駅からてくてくと海岸を散歩しながら歩いても20分ぐらい。
 帰途、駅前の喫茶店に入ったら午後3時を回ったばかりなのに、もうお酒タイムに入っていた。漁師町なので夜の始まりが早いのだ。味見させてもらったホタルイカの沖漬けは美味だった。

JR外房線
外房線

外房線
 厳寒の候、南房総の花畑が恋しい季節である。大原から安房鴨川を経て内房線の千倉あたりまで、ちらちらと太平洋が顔を出す。陽が差し込む車内で海を眺めていると、ついうとうととしてしまう。
 日だまりのような途中駅でハトが1羽車内にノコノコと入り込んできた。ドアが閉まって電車が動き出す。どうするのかと思っていたら、数駅先で何事もなかったように降りていった。常春の路線にふさわしいのんびりとした光景だった。

東京メトロ銀座線
銀座線開通時の車両(地下鉄博物館)

銀座線開通時の車両(地下鉄博物館)
 1927(昭和2)年の暮れ、日本初の地下鉄が上野〜浅草間に開業した。これが現在の銀座線で、車両こそ新しくなっているものの、小さなトンネル断面やそれに合わせた小振りな車体は昭和初年をそのまま引きずっているといえよう。
 東京・葛西の地下鉄博物館にある年譜には、1938(昭和11)年2月・五十三年来の猛吹雪のため地上交通は全滅、地下鉄のみ運転とちょっと誇らしげに書かれている。降雪をものともしない一方で、地下ゆえに、永らく冷房の導入ができなかった。銀座線に冷房車が走るのはなんと平成になってからである。
 地下鉄は冬が旬の乗り物だったのだ。

京成金町線
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京成金町線

 葛飾・柴又の年の瀬の賑わいは味わい深い。アメ横、浅草となると賑わいというよりも混雑だ。
 京成金町線の柴又駅から柴又帝釈天へ至る参道は、適度に賑わい、適度にせわしない。暮れの忙しさのなかにも、ふっと郷愁を感じさせる町並みだ。
 かつての正月映画『男はつらいよ』は、年末の情緒が隠し味だったのだなと気付かされる。

JR仙山線
JR仙山線
JR仙山線

この時期、仙山線(仙台〜山形)の車窓はバラエティに富んでいる。紅葉真っ盛りの仙台を出た列車は、広瀬川の上流を目指して進み、車窓はだんだんと秋が深まっていく。峠の長いトンネルを抜け、面白山高原駅にさしかかると、一面真っ白な雪景色。
次の山寺駅では紅葉が薄雪をかぶり、赤と白のコントラストが印象的だ。やがて、列車はふたたび標高を下げ、まだ雪の気配などない山形市街に到着する。秋から冬にかけての季節の移り変わりが楽しめる。