今月の切手カテゴリーの記事
- 2019年1月19日(土)
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- 2018年12月2日(日)
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- 2018年9月5日(水)
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1975(昭和50)年9月17日発行。日本におけるリンゴ(西洋リンゴ)の植栽は、1872(明治5)〜1876(明治9)年にかけて、北海道の開墾場、通称「七重官園」で本格化した。七重官園の前身はプロシア人のガルトネルが借り受けていた農業用地で、1869(明治2)にはリンゴの苗木を取り寄せていた。では、この「りんご100年」に相当する1875(明治8)年は何かというと、青森県に内務省勧業寮からリンゴ苗木3本が配布され、植栽した年だという。青森県では、1975年に記念碑を除幕するなどして盛大に祝ったそうだ。その意味では、「青森りんご100年記念」なのだが、同県は2位の長野県に圧倒的な差をつけて、全国の半分以上の生産量を誇っているので、とくに異論はでなかったのであろう。青森りんごの歩みは、日本のリンゴの歩みというわけだ。
- 2018年7月7日(土)
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- 2018年6月6日(水)
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童謡・唱歌をテーマとした「日本の歌シリーズ」(9回全18種)のひとつとして、1980(昭和55)年6月16日に発行された。「夏の思い出」は、江間章子作詞、中田喜直作曲。ミズバショウが咲く尾瀬の光景を歌い、1949(昭和24)年に発表されるや、尾瀬のイメージを決定づけた。
ミズバショウはサトイモ科の多年草で、仏炎包と呼ばれる白い葉が花の穂を包む。曲では可憐なイメージだが、筆者が北海道で見た時は、生活排水も混ざるような宅地近くの湿地で、高さ40cmぐらいのものがワサワサと生え、たくましさを感じさせた。立地によって印象が異なるタイプのようである。