2019
12/9
Mon
1989年から地方色をテーマにした「ふるさと切手」が登場した。こちらは1991年9月10日に発売された三重県のもの。伊賀上野城と忍者屋敷を描いているが、空がピンクで虹まで架かり、忍者の衣は紫と、サイケみたいな配色になっていて、封筒に貼るととにかく目立つ。「なんとしても忍者をPRしたい!」という意気込みの現れだろうか。伊賀は「忍者の里」としてイベントはもちろん、2017年には三重大学によって国際忍者研究センターが設立され、忍者の研究発信にも力を注いでいる。
明治政府が近代測量に着手してから150年を迎えることを記念して、2019年6月3日に発行された切手。1869(明治2)年に、国土地理院の前身にあたる「民部官庶務司戸籍地図掛」が設置され、国家事業としての測量・地図作成がスタートした。切手は10種10枚のシート単位で構成され、水準測量や三角点、測量用航空機などが図案化されている。写真はそのうちの1枚で「ドローンによる測量」。
1969(昭和44)年5月26日、東名高速道路の最後の未完成区間だった大井松田IC(神奈川県)〜御殿場IC(静岡県)間が開通し、東京から小牧(愛知県)まで346.7kmが全通した。これを記念して当日、発行されたもの。図案は最後に開通した神奈川県の酒匂川付近を描く。 今年は全線開通から50年。5月25、26日の両日を中心に、記念イベントや限定商品の販売などが予定されている。
1982(昭和57)年1月29日に、近代洋風建築シリーズの第3集として発行。図案は言わずと知れた札幌市時計台である。このシリーズは足かけ3年に渡って、全10集20種の切手が発行されたが、概ね発行される季節にあわせた風景になっているようで、1月発行の時計台は雪景色が描かれている。 正式名称に「旧」などと付いているが、時計台本体は1881(明治14)年の設置以来の機械が、今なお振り子を振って時を刻み続けている。昨年11月には屋根と外壁の改修工事を終え、リニューアルオープンした。
第2次国宝シリーズの第1集として、1976(昭和51)年12月9日に発行。東塔は薬師寺(奈良市)に建つ三重塔で、各層に裳階(もこし)と呼ばれる差し掛けの屋根が取り付き、一見六重塔のようにも見えるユニークな外観をしている。2009(平成21)年より解体修理が進められており、その過程で、部材の一部が8世紀前半の伐採と判明したり、基壇の下から地鎮のために用いたと見られる和同開珎が見つかるなどの調査成果が出ている。落慶法要は2020年4月の予定。