月刊コラムカテゴリーの記事

海のいきものシリーズ 第2集(2018年)
海のいきものシリーズ 第2集・クラゲ
海のいきものシリーズ 第2集・クラゲ

クラゲを題材にしたシール式切手10枚がセットになったもの。「海のいきものシリーズ」の第2集として2018年7月4日に発売された。クラゲの部分にエンボス加工がしてあり、クラゲの丸みを表現しているという遊び心も。なお、各々のクラゲの名前は載っていなかったので、種の同定は購入者の手にゆだねられる。

夏の思い出(1980年)
夏の思い出(1980年)
夏の思い出(1980年)

童謡・唱歌をテーマとした「日本の歌シリーズ」(9回全18種)のひとつとして、1980(昭和55)年6月16日に発行された。「夏の思い出」は、江間章子作詞、中田喜直作曲。ミズバショウが咲く尾瀬の光景を歌い、1949(昭和24)年に発表されるや、尾瀬のイメージを決定づけた。
ミズバショウはサトイモ科の多年草で、仏炎包と呼ばれる白い葉が花の穂を包む。曲では可憐なイメージだが、筆者が北海道で見た時は、生活排水も混ざるような宅地近くの湿地で、高さ40cmぐらいのものがワサワサと生え、たくましさを感じさせた。立地によって印象が異なるタイプのようである。

中尊寺金色堂(1968年)
中尊寺金色堂(1968年)
中尊寺金色堂(1968年)

1968(昭和43)年5月1日に普通切手として発行された。堂の内外に金箔が押された金色堂のイメージを限られたスペースの中で伝えるべく、金色を用いたり、地に光の反射を思わせるグラデーションを入れたりと、工夫したあとがうかがえる。
普通切手は記念切手とは異なり、郵便物の料金体系に合わせて設定され、常時発売されている切手なのだが、それでも図柄が何らかの催しと連動することはある。この切手が発売されたまさにその日は、中尊寺金色堂の「昭和の大修理」が終わり、落慶法要が執り行われる日であった。
1962(昭和37)年から行われた「昭和の大修理」は、痛みがかなり進んでいた金色堂を解体修理し、平安時代の「七宝荘厳の極楽浄土」の姿を蘇らせるというプロジェクトだった。その結果、金箔や螺鈿細工によるきらびやかな姿が復活した。
今年は大修理から50年。中尊寺では50年記念のシンポジウムや藤原四代公追善法要が営まれた。

切手趣味週間(1965年)
切手趣味週間「序の舞」(1965年)
切手趣味週間「序の舞」(1965年)

4月は切手趣味週間なので、絵画などの美術作品を題材にした記念切手が多く見られる。1965(昭和40)年4月20日に発行された切手は、上村松園(1875-1949)作の「序の舞」を図案としている。切手サイズも3.5cm×5.0cmと大型で、気品を感じさせる出来映えだ。
絵画の「序の舞」は、1936(昭和11)年の文展招待展に出品され、東京美術学校(現・東京藝術大学)の収蔵となった。〈近代美人画の最高傑作〉(東京藝大サイトより)との呼び声がある作品だが、近年、絵具の剥落などが見られ、展示することがままならなかったという。そのため、2015(平成27)年から本格修理を行い、今春、東京藝術大学大学美術館の「東西美人画の名作」展で、修理完成記念の一般公開が行われている。同展は2018年5月6日まで。

札幌オリンピック冬季大会記念(1972年)
札幌オリンピック冬季大会記念(1972年)
札幌オリンピック冬季大会記念(1972年)

1972年2月3日、アジア初の冬季五輪が札幌で開幕した。日本人選手は70m級ジャンプで金銀銅を独占して話題をまいたが、日本のメダルはこの3つだけだった。この大会は、五輪史上初めて、商業主義進出の問題が話題になったことでも知られる。IOCの会長は「このままではオリンピックの規模が拡大し、経費の増大と商業主義の介入を招き『オリンピック精神』が消滅する」と指摘した。なんだか今と同じ委員会の言葉とは思えないが。
その開幕日に記念切手3種が発行された。これは、天地が向かい合わせになったテート・ベッシュと呼ばれるもので、シート単位で見るとじつに落ち着きがない。日本ではこの時初めて採用されたタイプだが、以後は採用されていない。