東海地方カテゴリーの記事

客が入ると建物が傾く水族館[下田海中水族館]
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 海中という言葉には、洋上のまっただ中という意味と、海の水面下という意味の2種類を感じさせてくれるものだが、そのどちらの先入観をも満足させるのが、この「下田海中水族館」だ。
 水族館の「本館」はなんと洋上。これにはアクアドームペリー号という名が付けられている。世界初の海に浮かぶ水族館なのだそうだ。
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昭和レトロ展示に課せられた新たな役割[北名古屋市歴史民俗資料館]
北名古屋市歴史民俗資料館
北名古屋市歴史民俗資料館

 名鉄犬山線西春駅からタクシーに乗り行き先を告げる。およそ5分少々で、目的地についた。だが、外観はどう見ても図書館だ。中に入ってみると、蔵書が並び、カウンターがあり、子どもが絵本をかかえて歩いている。
 中も、どう見ても図書館で、とてもここに歴史民俗資料館なるものがあるような雰囲気ではない。
 しかし、案内に従って2階へ上がっていくと、自動ドアの向こうに突如として昭和の町並みが広がっているのである。

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合掌造りの中で頑張る「洋」一点[飛騨民俗村 飛騨の里]
飛騨民俗村 飛騨の里
飛騨民俗村 飛騨の里

飛騨各地の民家30数棟が立ち並び、高山を訪れた観光客が大挙しておしよせるスポット。
観光客のお目当ては「合掌造り」だ。一口に合掌造りといっても微妙にバージョンが違うのだそうで、ここにはおのおの特徴的な造りが施された合掌造りと入母屋造りあわせて6軒の民家が移築されている。これらの民家の屋内には、飛騨地方の生活にちなんだテーマごとの展示が並ぶ。

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世界の味覚が楽しめる博物館[野外民族博物館リトルワールド]
野外民族博物館リトルワールド

 世界の味覚が楽しめる——といってもデパートの物産売り場ではない。まして、最近はやりの食のテーマパークとやらいうものでもない。正真正銘の博物館である。
 その名も「野外民族博物館リトルワールド」。

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バナナの人望を施設名に託す[熱川バナナワニ園]
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伊豆高原、というと「高原」という文字から開放的な感があるが、そこから南——東伊豆町から下田にかけては、そんなイメージとはちょっと違ってくる。

天城山からの急峻な山脈が海岸まで容赦なく押し寄せ、伊豆急行はそれをいくつものトンネルと小刻みなカーブでかわしながら、山々の谷あいに広がるわずかなスペースに駅をつくって停車していく。大川、北川、片瀬…とその谷ごとに「温泉」を名乗り、斜面にへばり付くように旅館やホテルがひしめいている。

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