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“おしん”の奥津城[山居倉庫/庄内米歴史資料館]
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 1983(昭和58)年7月、国鉄酒田駅前に全高1.3mの少女の等身大像が建った。子守姿をして、いかにも奉公人という感じのその少女像は、当時、飛ぶ鳥落とす勢いだったNHK朝の連続テレビ小説「おしん」にちなんだものだった。
 最上川上流にある寒村の小作の子に生まれたおしんが、一人一膳の大根飯がやっとという貧困ゆえに幼い頃から酒田の米問屋などに奉公に出され、苦労をしながらやがて自立する—という橋田壽賀子作のこのドラマは、平均視聴率52.6%という空前の人気を呼び、4月の放映開始から早3か月で、舞台となった酒田駅前に等身像が建つまでになったのだ。

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