東北地方カテゴリーの記事

洞内に湧く清水、3つの楽しみ方[龍泉洞]
龍泉洞
龍泉洞

 洞窟の奥行きは現在知られている部分だけで3100m、総延長は5000m以上に及ぶとみられている、日本屈指の巨大鍾乳洞。
 ここの見どころはなんといっても洞内に湧き出す清水が形成した地底湖だ。世界でも有数の透明度をもつと言われており、水深98mの第3地底湖をのぞき込んでみると、深みに達するにつれ青みを増して、吸い込まれそうな気分になる。非公開の第4地底湖では水深120m(透明度41.5m)にもなるという。

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“おしん”の奥津城[山居倉庫/庄内米歴史資料館]
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 1983(昭和58)年7月、国鉄酒田駅前に全高1.3mの少女の等身大像が建った。子守姿をして、いかにも奉公人という感じのその少女像は、当時、飛ぶ鳥落とす勢いだったNHK朝の連続テレビ小説「おしん」にちなんだものだった。
 最上川上流にある寒村の小作の子に生まれたおしんが、一人一膳の大根飯がやっとという貧困ゆえに幼い頃から酒田の米問屋などに奉公に出され、苦労をしながらやがて自立する—という橋田壽賀子作のこのドラマは、平均視聴率52.6%という空前の人気を呼び、4月の放映開始から早3か月で、舞台となった酒田駅前に等身像が建つまでになったのだ。

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ヒッチコックの「鳥」気分[蕪島]
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 三陸海岸の北部、八戸〜久慈の八戸線が走っているあたりは、観光地としては地味だけれども景色はきれいなところだ。
 八戸線の「鮫」という駅で下車する。駅の「ようこそ鮫へ」と描かれたサメの看板に迎えられ、15分ほど歩くと、郷土資料館にミニ水族館がくっついたような「八戸市水産科学館マリエント」が建ち、海岸には蕪島が浮かんでいる。これが鮫の貴重な観光資源だ。
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♪ようこそ、ここへ〜三陸海岸鳴き砂の浜[十八鳴浜]
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 日本各地には何カ所か「鳴き砂の浜」と呼ばれる海岸がある。
 なかでも、宮城県気仙沼市から渡船で30分の気仙沼大島にある浜は、日本で初めて報告されたもので、市指定の天然記念物になっている。
 島とはいっても周囲20kmあるので、島内ではもっぱらタクシーのお世話になる。鳴き砂の浜・十八鳴浜(くぐなりはま)へはタクシーをとばす。

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博物館のあるホテル 北の温泉地で語られる一代記!?[小川原湖民俗博物館/古牧グランドホテル =閉館]
小川原湖民俗博物館・古牧温泉
小川原湖民俗博物館

※2007(平成19)年に休館。のち閉館。

東北新幹線を盛岡で乗り換え(当時)、特急「はつかり」に乗って1時間20分。列車は東北本線三沢駅のホームに滑り込む。三沢は、駅弁も売っていないようなこじんまりとした駅だが、ここから歩いて5分ほどのところに、古牧グランドホテルを中心とした東北有数のレジャー施設・古牧温泉がある。

お目当ては温泉…ではなく、古牧グランドホテルにある小川原湖民俗博物館。広大なホテルの敷地のなかに博物館や渋沢栄一・敬三の記念館である渋沢文化会館などが建つという希有な空間なのである。

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