東北地方カテゴリーの記事

藤沢周平が愛したローカル線[JR陸羽東線(小牛田〜新庄)]
陸羽東線
JR陸羽東線

 時代小説家の藤沢周平(1927〜1997)は飛行機が嫌いで、九州取材へも陸路で行くほどの人だったが、そんな彼が絶賛してやまないのが、宮城県の小牛田から鳴子温泉を経て、山形県の新庄へと抜けるローカル線・陸羽東線だ。
 もっとも、藤沢は鉄道作家ではないので、陸羽東線を鉄道として称賛しているわけではない。

続きを読む

おくりびとな町[NKエージェント(旧割烹小幡)]
NKエージェント
NKエージェント

※2014年9月末日をもって、施設の公開を終了

 久方ぶりに訪れた酒田はすっかり「おくりびと」づいていた。
 ロケ地めぐりにはあんまり興味がないな……と思いつつ、町を歩いていたら、「NKエージェント」の駐車場が。なに?
 映画のヒットで、一大企業になったのかと思ったら、そうではなくて、ロケで使った旧料亭(割烹小幡)がNPOの人たちの努力で公開されているのであった。

続きを読む

デンキウナギが頑張る、最古の水族館[マリンピア松島水族館 =閉館]
マリンピア松島水族館
マリンピア松島水族館

★2015年5月10日で閉館

風光明媚な松島の地に建つ日本最古の水族館がこちら。
現在の建物は1974(昭和49)年築だが、開館は1927(昭和2)年で、同一場所に建つ(移転していない)水族館としては日本最古を誇る。

続きを読む

バラエティに富んだこけしの数々[日本こけし館]
日本こけし館
日本こけし館

巨大なこけしが目印の「日本こけし館」

東北の民芸品として有名な「こけし」。名湯で知られる宮城県の鳴子はこけしのもっとも古い生産地なのだという(日本こけし館サイトより)。そんな「鳴子こけし」が名物の地に建つのが、およそ5000本のこけしを所蔵するという「日本こけし館」だ。

こけしのできるまでや、歴代の鳴子こけしの工人(作家)の作品、高松宮のこけしコレクションなどが展示されており、そのバラエティの豊富さには、こけしには決して興味があるとはいえない筆者もちょっと引きこまれた。

続きを読む

県境の町の分水嶺[堺田分水嶺]
堺田分水嶺
堺田分水嶺

堺田分水嶺。奥からきた流れは、日本海と太平洋に分かれて去ってゆく

JR陸羽東線は江戸時代の仙台領と新庄領の国境を横断している。そこは現在でも、山形県と宮城県の県境にあたり、宮城県側は平野を行く感じ、山形県に入ると山国を行く様相で、国越えの気分が味わえる。
その仙台領と新庄領の境目にあたる駅が「堺田」である。名前からして国境の町を思わせる。

続きを読む