東北地方カテゴリーの記事

江戸時代の「村」そのものが残る[大内宿]
大内宿
大内宿

かつてコモドオオトカゲが発見された時に、学者たちは「恐竜が生きていた!」と叫んだと言うが、もし現在日本の歴史学者たちがなんの予備知識もなく、ここに連れてこられたら、「江戸時代が生きていた!」と叫ぶかもしれない。
会津西街道の大内宿(おおうちじゅく)はそれほど、古い町並みをよく残しているスポットである。

池袋から鬼怒川温泉行きの特急に乗り、野岩鉄道・会津鉄道を経由して4時間後に、湯野上温泉駅に着いた。途中30分の列車待ちがあったので、正味は3時間半。大内宿は駅から約6km、タクシーで10分ほどである。タクシーはよく整備された山道を駆け上がり、やがて周りを山々に囲まれた平らな土地に到着した。

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曲線美で魅せる茅葺き[田麦俣多層民家]
田麦俣多層民家・旧遠藤家住宅
田麦俣多層民家・旧遠藤家住宅

 路線バスは国道のメインルートを外れると、谷底へ転がり落ちるような斜面につけられた一車線の道を窮屈そうに降りはじめた。ちょっとのぞき込むと渓谷が広がっていたりして、なかなかスリリングである。
 バスは谷間の集落へと降りていき、これまた幅の狭い橋を渡って、バス停に停まった。バスはここで方向転換をして来た道を戻っていくのであるが、その方向転換のスペースすら貴重ではないかと思われるほど、ほとんど平地のない集落である。
 バス停の名は田麦俣(たむぎまた)。

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和洋ほどよくミックスされた鶴岡を体感[致道博物館]
致道博物館
致道博物館

 山形県の日本海側に広がる庄内平野。その中心部に、江戸時代に城下町として発展した鶴岡がある。
 この町には、東北地方に現存する唯一の藩校・致道館や、庄内藩の御用商人の邸宅・旧風間家住宅、明治後期に建築された鶴岡カトリック教会天主堂、大正期の洋館・大宝館など、江戸から明治〜大正に至るまでの建物が目白押しだ。
 庄内地方の主立った歴史的建造物を移築展示している致道博物館も、江戸ものから近代ものまでが点在している。

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東北のユーモラスな神々[東北歴史博物館]
東北の神々@東北歴史博物館
東北の神々@東北歴史博物館

仙台と松島の間に位置する多賀城は、奈良時代初期に国府が置かれ、東北経営の拠点となった旧跡だ。その多賀城史跡の中心部付近にたたずむのが、この東北歴史博物館。

総合展示室(常設展示)は、旧石器・縄文から古墳時代、多賀城の歴史、近世、近現代からなる。その時代のエポックメーキングな遺跡や史料が、実物やレプリカ、ジオラマなどで再現 続きを読む

庄内地方に伝わる元祖食玩[まるやまからからせんべい]
まるやまからからせんべい
まるやまからからせんべい

 小麦粉と黒砂糖で焼かれたせんべいの中に、和紙に包まれた玩具が入っている。元祖食玩とでもいうべきか。
 山形県は鶴岡の土産として売られており、もともとは同地・庄内地方に伝わる駄菓子だという。

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