四国地方カテゴリーの記事

目の前に広がる瀬戸内海[JR予讃線下灘駅]
予讃線下灘駅
予讃線下灘駅

 高松から松山を経て宇和島へと至る予讃線は、燧灘、斎灘、伊予灘、豊後水道と名を変えていく海を車窓から楽しむことができる。
 なかでも海を間近に眺められると評判なのが、下灘駅だ。JR信越本線の青海川駅同様、観光ポスターに取り上げられることも多い「海近」の駅だ。
 ホームに降り立つと、海がほとんど視野角180度で広がっている。ホームのベンチに座っていると、列車を待っているのか、海を眺めているのか、わからなくなってきそうだ。

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洋上に浮かぶ1970年代[足摺海底館]
足摺海底館
足摺海底館

 焼け付くような陽射しと真っ青な黒潮に囲まれた洋上に、見るからに70年代チックな建物が建っている。これが、海中展望塔・足摺海底館だ。
 大阪万博や沖縄海洋博を彷彿とさせるこの建物は、1971(昭和46)年12月竣工。
 同館によれば、現在日本に海中展望塔は7塔あるが、1969(昭和44)年の白浜海中展望塔(和歌山県)を皮切りに、このうちの5つが1974(昭和49)年までに竣工している。当時、海中展望塔がいかにブームだったかがわかる。

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鯖にまつわる不思議なエピソード[鯖大師本坊]
鯖大師
鯖大師

 3年間、鯖を食べないで祈願すると願いが叶う——徳島県海陽町の鯖大師本坊には「鯖断ち」という珍しい願掛けがある。
 ホーム1本だけのJR牟岐線鯖瀬駅に降り立つと、線路の向こうにお堂が見えた。反対側には海が見える。あのお堂に違いないと思って、見当を付けて歩き出すとものの3分ほどで到着した。
 鯖大師本坊、正式には八坂寺といい、四国八十八か所霊場の番外札所となっている。

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実物大で展開する愛媛の町並み[愛媛県歴史文化博物館]
愛媛県歴史文化博物館
愛媛県歴史文化博物館

 江戸時代の面影がある卯之町を通り抜け、「イノシシに注意!」と書かれた遊歩道をたどること15分。丘を登りきった所に、唐突に大型博物館がそびえている。
 これが、愛媛県歴史文化博物館。原始から現代までをたどる「歴史展示」と、愛媛の祭りや芸能を紹介する「民俗展示」の2大ゾーンを中心に構成されている。

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内子の人々の暮らしを再現[商いと暮らし博物館]
商いと暮らし博物館
商いと暮らし博物館

 愛媛にある内子の町は、江戸時代から明治初期にかけて、木蝋の生産で栄え、産業の町として大いに賑わったという。その結果、ナマコ壁や鏝絵、うだつなど贅を凝らした家々が立ち並び、現在ではその町並みが重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
 そんな町のかつての人々の暮らしを垣間見せるのが、この商いと暮らし博物館だ。もともとは明治以来の薬商「佐野薬局」の建物だったもので、内部を博物館として、1921(大正10)年ごろの様子を再現している。

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