甲信越地方カテゴリーの記事

上越市立水族博物館、2018年春まで長期休館へ

上越市立水族博物館(新潟県上越市)は、新水族博物館開設準備のため、現在の施設での営業を2017年5月14日で終了し、長期休館に入る。

同館は1980年に開館し、37年間で約970万人の総来館者があった。
新施設は同館の西側に建設中で、2018年4〜6月にオープンの予定。

スプーンの魅惑と金属洋食器の奮闘[燕市産業史料館]
燕市産業史料館
燕市産業史料館

スプーンをはじめ多様な金属洋食器が並ぶ、燕市産業史料館

スプーンというのは、魅惑的な食器だ。すくうという動作からは、ナイフやフォークとは違った持ちやすさが求められる。口に入れる部分(皿やつぼと呼ばれる)の厚みや幅も気になる。表面の加工も大切だ。材質は時には食感も左右するし、口に入れた時の質感は極めつけのデリケートさを求められる。
そのようなスプーンをはじめとする金属洋食器の町として名高いのが、新潟県燕市である。

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[Topics]突撃!博物館の晩ごはん
足立区立郷土博物館

近年の博物館展示は、生活のディテールを細かく再現しているものが多い。「食」もその例外ではない。晩ごはんや晩餐など、さまざまな時代の晩ごはんを、タイムマシンに乗るように、のぞきに行くこともできるのだ!

足立区立郷土博物館

足立区立郷土博物館

コロッケ、キャベツの千切り、たくあん、ほうれんそうのおひたし、豆腐とネギの味噌汁、ご飯……。これでも、れっきとした博物館の展示品だ。

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富士山登拝に欠かせない宿坊と拝礼の屋敷、御師住宅[小佐野家復原住宅「御師住宅」/御師旧外川家住宅]
富士吉田市歴史民俗博物館・御師住宅(小佐野家住宅復原)
富士吉田市歴史民俗博物館・御師住宅(小佐野家住宅復原)

一番奥の間に設けられた神殿。富士吉田市歴史民俗博物館付属施設の小佐野家復原住宅「御師住宅」で

富士山は古来から信仰の山だった。遠方からでもその姿を認めることができる勇壮な姿に加え、時には噴煙をたなびかせていたわけだから、昔の人々が、これに神威を見たとしても不思議ではない。

しかし、富士山は信仰の山でありながら、その自然環境の厳しさから、かつては「遙拝の山」だった。登拝する者はわずかでそのほとんどが山岳修験者だったが、江戸時代になると「講」を結成して、町や村から集団で組織的に富士山登拝をする動きが現れた。

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富士山の麓に暮らす人々の世界[富士吉田市歴史民俗博物館]
富士吉田市歴史民俗博物館
富士吉田市歴史民俗博物館

富士山登拝の装束を示した展示。富士山登拝は江戸時代に「富士講」として盛んに行われた

関東の都心にあっても、冬のよく晴れた朝や、秋の真っ赤な夕焼けに、富士がその稜線を横たえているのを眺めることができると、なにか得をしたような気になる。しばし見入っている人も少なくない。
これだけ目立つ山なのだ。古来から信仰の対象とされなかったわけがない。そのような、信仰対象としての富士山の歩みをまとめたのが、富士吉田市歴史民俗博物館だ。

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