富山県カテゴリーの記事

深海にただよう火の玉?[ザラビクニン]
ザラビクニン@登別マリンパークニクス
ザラビクニン@登別マリンパークニクス

 表層では暖流の影響を受けている日本海だが、海底では四季を通じて水温が0〜2度という「日本海固有水(日本海固有冷水)」と呼ばれる冷水域がある。

 冷水域には、ホッコクアカエビやベニズワイガニなどがおり、日本海がエビやカニの産地として有名なのはこの冷水魂のおかげといってもいいのだが、なかにはこのザラビクニンのような不思議なかっこうの魚も。

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日常の伝統や美を民家にまとめた[富山市民俗民芸村]
富山市民俗民芸村
富山市民俗民芸村

 その名の通り、富山に伝わる民俗や民芸を、移築古民家などを利用して展示している施設。
 富山県山田村にあった江戸時代後期の合掌造りの家を利用した「民俗資料館」では製茶、稲作、養蚕などの用具を展示。
 同様に、1862(文久2)年築の合掌造りを利用した「民芸合掌館」は、江戸時代の車箪笥などの大型家具類が展示されている。

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特別天然記念物を食す悦楽?[ホタルイカ]
ホタルイカ
ホタルイカ

 富山湾の春の風物詩といえば、ホタルイカ漁が挙げられる。普段は深海に棲息しているが、春の産卵期には浅海にあがってきて、大挙して発光する様子が名物になっている。

 ホタルイカは1585(天正13)年、富山県滑川の四歩一屋四郎兵衛が藁台網(ワラで作った定置網の一種)でとったのが初めとされている。地元では長らく、単に小イカと称されてきたが、1905(明治38)年にホタルイカと命名され、学界の注目を集めるようになった。

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きときとな、ひかりものが名物![魚津水族館]
uozu011
uozu011

 「きときと」とは富山の言葉で新鮮なという意味だそうである。富山の観光ガイドには、当地の海産物を指して「きときと市場」とか「きときと料理」といった言葉が散見される。
 そんな「きときと」を産みだしている富山湾のほとりに魚津水族館は建っている。

 この水族館の売りは「ひかりもの」である。それも、コハダとかサバのことではない。同館の歴史や立地に関連した正真正銘の「ひかりもの」なのだ。

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丑年にちなむスポット[倶利伽羅峠]
kurikara01
kurikara01

新年あけましておめでとうございます。
2009(平成21)年は丑年ということで、まずは、かつて牛が活躍したスポットをご紹介。

石川県と富山県の県境にある倶利伽羅峠は、1183(寿永2)年に、平家打倒を旗印に挙兵した木曾義仲(源義仲)軍と、京都から迎撃に出た平維盛軍の合戦が行われた古戦場として知られている。

この時の戦いは、平家軍10万騎に対して、義仲軍4万騎と伝わっている。数で劣る義仲軍は、5月11日、平家軍の退路に伏兵を配置して夜襲をかけ、圧勝したのだが、この時に400〜500頭の牛の角にたいまつを結びつけ、敵陣に突進させる「火牛の計」を用いたとされる(『源平盛衰記』)。

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