福井県カテゴリーの記事
昭和、とくに戦後の高度経済成長前後の展示は今や各地の博物館で見られるようになった。では、どこも似たり寄ったりかというとそうでもなくて、各館とも、その土地の「昭和時代」を表現しようと知恵をしぼっている。そういう知恵
を見つけるのが、博物館めぐりの楽しみでもあったりする。
恐竜王国・福井のシンボルでもある博物館は、恐竜の卵をモチーフにした外観が目立つ。中に入ると、近未来的な光景だ。エスカレーターで地下に降りていくのだが、まるで地底の奥深くへ行くように感じる。
底に降りたって回廊を抜けると、目の前におびただしい数の恐竜が待ち受けている。 続きを読む
久々に降り立った福井駅はすっかり恐竜王国にかわっていた。駅前の動く恐竜モニュメント越しに駅舎を撮ると、外観が自然史博物館にしか見えない。
そんな恐竜王国・福井が2014年7月から野外恐竜博物館なる施設をオープンさせた。
ネーミングだけ聞くと、野外に恐竜の像でもが立っていそうだが、 続きを読む
福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)は白亜紀前期の地層から、日本で初めてとなる中生代の鳥類全身骨格化石が確認されたと発表した。2015年1月6日〜2月1日の期間、同博物館にて展示する。
この鳥類化石は、福井県勝山市北谷の恐竜化石発掘現場より2013年8月に発見されたもので、化石のクリーニング作業によってほぼ全身が保存された骨格化石であることが判明した。骨格の特徴から、白亜紀前期の原始鳥類のうちでも特に原始的な形質を持つグループであると見られている。