山口県カテゴリーの記事
[Topics]博物館に見る、疫病除けのまじない
景清洞で発見の新種ムカデ、カゲキヨツメジムカデと命名
秋吉台(山口県)の鍾乳洞・景清穴(景清洞)で新種のジムカデが発見され、採集した洞窟名にちなんで「カゲキヨツメジムカデ」と命名された。2019年3月に国際学術雑誌の「ZOOKEYS」で新種記載の論文が発表された(法政大学プレスリリース)。
博物館で新種に出会う(新種展示情報)
春だから……というわけではないが、各地の博物館で新種
の展示が相次いでいる。いずれも当該博物館での研究成果を反映したものだ。
北九州市立いのちのたび博物館(北九州市八幡東区)では、国内で57年ぶりに見つかった新種のタニガワナマズを 続きを読む
古式捕鯨と漁民の暮らしを紹介[くじら資料館]
日本海に面した長門市の浦々は、沿岸捕鯨で栄えた地だった。青海島の通(かよい)地区もその拠点のひとつで、現地に足を運ぶと、屋根の上からクジラが出迎えてくれる。
長門の捕鯨の歴史は古く、1672(寛文12)年には「鯨突き組」が長州藩に取り立てられ、その後、長州藩直属の鯨組が設けられるなど、「伝統古式捕鯨の地」と呼ばれている 続きを読む
海辺に流れ着いた、ある柑橘類の物語[大日比ナツミカン原樹]
ナツミカンの出自はロマンチックだ。江戸時代中頃の1700年頃、山口県の大日比の海岸(現・長門市仙崎)に流れ着いた、みたこともない柑橘類の果実を西本チョウという女性が見つけて、そのタネからナツミカンができたと伝えられている。