中国地方カテゴリーの記事

不思議の町、三次[三次市歴史民俗資料館]
三次の町並み
三次の町並み

三次(みよし/広島県三次市)は不思議な町だ。
まず、読み方が不思議だ。「次」はどう読んでも「よし」とは読めない。
島根県に木次という町があるが、これは「きすき」と読む。芸備線で三次の隣駅は八次だが、これは「やつぎ」で「やよし」とは言わない。「次」を「よし」と読ませるのは三次だけなのだ。

次いで、料理が不思議だ。この町の名物料理はワニ。といってもアリゲーターではなく、サメのことである。

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広大なスケールで仕掛けられたトラップ[秋吉台]
秋吉台
秋吉台

 カルストとはもともとスロベニアの地名だったという。それが地理用語になり、石灰岩地特有の溶蝕地形をさすようになった。
 ここ、秋吉台は日本最大のカルスト台地である。
 展望台から眺めると、草原に白い石灰岩柱が林立し、羊の群れのようにも見える。
 この景観は、毎年春に野焼きを行うという、人工的な努力によって維持されている。駐車場のちょっと脇に入ると、石灰岩柱の上に草木が生い茂っている光景が目に入る。野焼きを行わないとこんなふうになってしまうのだろう。

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昔の人もこわごわと入った? 大鍾乳洞[秋芳洞]
秋芳洞
秋芳洞

 日本最大のカルスト台地である秋吉台。その地下100mの所に、総延長10kmにも及ぶ大鍾乳洞・秋芳洞がある。観光用に公開されているのは1.5kmほどで、百枚皿、洞内富士、傘づくし、千畳敷、黄金柱などと名付けられた奇観が登場する。

 秋芳洞の入口は、正面入口・黒谷案内所・秋吉台案内所の3か所から入洞できる。ワンウェイで通り抜けて、バスなどで次の目的地へ移動することもできるが、 正面入口から入って、最奥部でUターンして戻ってくるのがおすすめだ。一度通った所でも、来る時とは反対の方向から見るとまた違った光景が楽しめる。

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萩の「見もの」は夏に現れる[萩博物館]
ヒバゴン@萩博物館
ヒバゴン@萩博物館

 吉田松陰、高杉晋作、木戸孝允(桂小五郎)、伊藤博文など、幕末〜明治期を語る上で欠かせない人物を送り出してきた山口県萩市。萩博物館はその地に建つ市立の総合博物館である。
 漆喰やなまこ壁を用い、長屋門、土塀などを配した武家屋敷風の外観は、長州藩や幕末維新といった展示への期待を高めてくれる。 続きを読む

ローカル線で町の魅力を発信[JR木次線・奥出雲おろち号]
奥出雲おろち号
奥出雲おろち号

 出雲坂根駅で小休止した列車は、突然逆方向に走り出した。ほどなく停車して、今度はまた前へ走り出す。勾配へ線路をZ型に敷きジグザグに登る、スイッチバックという方法である。
 「右手に今走ってきた線路が見えます」と車内アナウンス。なるほど、右の崖下に線路が見える。列車に乗っているとあまり分からないのだが、かなりの高低差をかせいでいる。

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