学問の神様「天神様」にまつわる企画展、渋谷と福井で

天神万華鏡@渋谷区立松濤美術館

 年が明ければ、いよいよ受験のシーズンとなり、各地で学問の神様「天神様」が賑わう時期となった。
 東京大学に近い湯島天神はこの時期、行列ができるほどの参拝客が訪れる。筆者が2014年の正月に行ったところ、参道をはみ出し、大通りにまで延々と連なる長蛇の列であった。本家・太宰府天満宮も推して知るべしであろう。

 学問の神様といえば天神様、天神様といえば菅原道真なわけだが、道真はいつから天神になったのであろうか。
 渋谷区立松濤美術館では、2014年12月9日〜2015年1月25日の期間、特別展「天神万華鏡」を開催。菅原道真が天神様として人々に広まっていく、その変遷を考察する。天神が広まっていく過程で、さまざまな姿をした天神が描かれたことがわかる(チラシPDF)。
 来館者には「学業応援企画」として、特製鉛筆2本セットを配布(なくなり次第終了)。

 一方、福井県立歴史博物館では、2015年1月3日〜2月22日の期間、新春特別企画「ふくいの天神展」を開催する。
 福井県では、正月に菅原道真の掛軸を飾って天神を祀る地域があり、1月25日の天神講の日には焼鰈(焼いたカレイ)を供える習慣があるという。掛軸のほかにも、木彫人形や土人形を祀ることもあり、このような福井での天神信仰を紹介する。