万博会場で70年代のデザインをふりかえる

 大阪・万博記念公園にあるEXPO’70パビリオンでは、2015年1月12日まで、特別展「時代が求めた!1970デザイン展 〜アイビーからスペースエイジまで〜」を開催している。
 大阪万博開催前後のデザインに焦点を当て、大阪万博のユニフォームやトヨペットコロナ、パナカラー(カラーテレビ)、ウルトラソニック・バス(人間洗たく機)などの実物展示を盛り込んで紹介。

 当時のデザインを現在の眼で眺めてみるのもよし、当時の人々が思い描いた未来と今ここにある21世紀とを対比してみるのもおもしろい。例えば、リニアモーターカーやエアカーなどの移動手段、あるいはテレビ電話のような通信手段の進歩は想定していても、クラウドのような情報概念は希薄だったことなどが伺えよう。

 それにしても、このような企画展で往事の人々の未来観に触れると、未来というものは、常にわれわれの予測を裏切って、いびつに発展していくものなのだと実感させられる(なにせ、いまだにこの時代とほとんどデザインが変わらないコタツや扇風機が現役なのだ!)。