かずら橋が揺れる民家園[四国村 四国民家博物館]

 ひとくちに「四国」といっても、冬には積雪すらある険しい山脈をいただき、荒・穏2つの海にはさまれているだけあって、各地の民家にはかなりの地域差がある。「四国村」は、そのような四国各地からの民家23棟でもって構成されている民家園だ。

 平家落人村として知られる祖谷の民家や、ブリが不漁だったがゆえに改築できずに残ってしまった(その結果文化財になった)という徳島の漁師の家、讃岐の農家、小豆島の農村歌舞伎舞台、寒さ厳しい剣山麓の民家、内部が資料館になっている丸亀藩御用蔵(写真上)、瀬戸内にあった石造の燈台退息所などが次々と立ち現れる。

 円形の外観が目を引く「砂糖しめ小屋」(写真右)は、屋内で石臼の腕木を曳いた牛がぐるぐる回ってサトウキビを絞ったという。
 まるで沖縄にでもありそうだが、讃岐の特産品である砂糖を作るためのもので、香川県内に2棟だけ残っていた大変珍しいものなのだそうだ。

 建造物以外で注目を集めているものといえば「かずら橋」と「讃岐うどん」だろう。

 前者は長さ31mで、実物(長さ45m)の2/3ほどのミニチュアだが、これで足がふるえた人は間違っても祖谷渓などに行かないように。その名も源平池と称する池にかかっているが、水面からの高さもミニチュア級(実物は水面からの高さ15m)。

 後者は四国村の入口にある讃岐うどんの店「わら家」。
 ショウガが下ろし金を添えて、丸のままゴロンと出てきたのには驚いた。しこしことした釜揚げうどんは、結構腹持ちがするので、四国村散策前の腹ごしらえにもいい。

四国村 四国民家博物館
住所 香川県高松市屋島中町91
TEL 087-843-3111
入村料 800円
交通 JR高徳線屋島駅より徒歩10分/琴電屋島駅より徒歩5分