ハマグリ

新宿歴史博物館

 6月の産卵期を前にして栄養分を蓄える3〜4月が旬。写真は、新宿区立新宿歴史博物館の昭和10年代サラリーマン宅の再現展示。ハマグリの吸い物にちらし寿司などが見えることから、ひな祭りの祝いの食卓だとわかる。ハマグリは対となる貝殻以外とは組み合わないことから、良縁を願う縁起物として重宝された。
 ハマグリの若貝は生息環境が悪化すると、粘液をひも状にして分泌し、それを帆のようにして引き潮などを利用して海底を長距離移動する。よそから移入して蒔いたハマグリが一晩で逃散した話もあるという。ハマグリ料理、人事異動のシーズンを前にした縁起物としてもいいかもしれない!?