有史以来初めて一般客を受け入れ。“小樽の秘境”で

おたる水族館(北海道小樽市)

 1980年代初頭、大人気を博したテレビ番組にNHK特集「シルクロード」というのがあった。それまで秘境とされていた新疆ウイグル自治区に有史以来初めてテレビカメラが入るという画期的な番組で、以後、日本人のシルクロード観を決定づけることになった。

 それと同様(?)の画期的な出来事が、2014年の冬、おたる水族館(北海道小樽市)で起こる。関係者以外は立ち入る事のできなかった冬期の海獣公園に、有史以来初めて一般客が入り、見学するガイドツアーが行われるというのだ。

 その名も冬の海獣公園ガイドツアー
 おたる水族館の海獣公園は日本海に面しており、冬期は閉園されている。同館が小樽の秘境と自称するだけのことはあって、日本海からの風雪が吹き付けるその厳しい自然環境は、つららに覆われた飛び込み台(同館サイトより)を見るだけでもうかがえる。
 これらの海獣公園の動物たちに加え、運が良ければ、野生のアザラシやトド、オオワシ、オジロワシ、崖を横切るキタキツネ、アゴヒゲアザラシの求愛の声などに遭遇する可能性もある。
 ツアー実施は2014年2月8、9、11、15、16日の5日間。定員は各日10名で、事前にメールで申し込む(申込は1月16日より先着順で受付)。参加費は入館料のみ。あえて除雪は行っていないという、手つかずのままの現場を歩くため、完全な防寒対策と長靴や登山靴等(冬用の長靴推奨)の着用を呼びかけている。