ウンシュウミカン

ウンシュウミカン@静岡

 いわゆる普通のミカンである。9月上旬から極早生がスタンバイし、早生温州、普通温州早熟系、中熟系、晩熟系と3月まで産地を変えながら出荷が続く。
 江戸時代初期、突然変異によって出現。果皮が薄く、タネがなくて食べやすいが、江戸時代には「子種がなくて縁起が悪い」として嫌われ、タネの多いキシュウミカンが主流だった。そんな縁起担ぎも薄れてきたか、明治中期になってやっとブレイク。ウンシュウにとってはとんだ下積み期間だった。
 ごくまれに小さなタネが入っていることがあるが、本来タネのない実にタネが入っているのだから、江戸時代人にでもなったつもりで、大いに喜んでみるといいことがある…かもしれない。