「日本一貧乏な水族館」の運営が危機に

 あるときは「世界一小さなエビとカニだけの水族館」、またあるときは「日本一貧乏な水族館」と自称しているエビとカニの水族館(和歌山県すさみ町)の運営がピンチに陥っている。2011年6月13日付のAGARA紀伊民報(web版)が報じた。

 同館は1999(平成11)年、南紀熊野体験博のパビリオンとして開設。好評だったため、博覧会終了後もすさみ町立の水族館として運営を続けてきた。しかし、2010年度をもって町が運営から撤退。1年間だけ民間として自主運営し、その後は収支を見て、館の存続を決めることになっていた。
 紀伊民報の報道によれば、同館は大人200円の入館協力金を2011年度から入館料大人300円に改め、入館料収入は前年比1.3倍に増えている。だが、町からの援助が切られた年間80万円の家賃と月額約16万円の水道・光熱費を勘案すると、入館料は昨年度の2倍の年間440万円が必要だという。

 同館は、エビとカニに特化しているだけあって、地元のエビ網漁で混獲される珍種の展示を得意としている(現在でも、オルトマンワラエビやリョウマエビが来館者を待っているという)。そのため、AGARA紀伊民報やYahoo!ニュースなどを通じて、施設の規模の割にメディア露出度が高い。このあたりをネーミングライツなどでうまく活かせれば…とも思うのだが。エビつながりで、「かっぱえびせん」のカルビーさんあたり、いかがですか?