博物館建設現場から大量の化石出土

三重県立博物館(旧館)

三重県津市の新県立博物館建設予定地から600点を超す大量の化石が出土した。
見つかったのは、シカの下顎骨、ワニの歯、スッポンの骨格、魚類、タニシなどの貝類、昆虫、植物、さらに偶蹄類の足跡など(県発表)。

毎日新聞web版によると、「多種多様で大量の化石が1カ所で発見されるのは全国的に例がない」(森勇一・国際日本文化研究センター客員教員)という。〔写真は現在閉鎖中の旧館〕

現場は、東海層群亀山層と呼ばれる約530万〜230万年前の地層で、厚さ1500mにも及ぶ。県ではこれらを新博物館の展示等に活用できないか検討している。

萩博物館の深海魚展示

いわば、展示品の方から博物館に来てくれたという稀有な例であるが、似たようなケースが、2004年11月開館の萩博物館(山口県萩市)でも起きている。

開館準備中の6月にユキフリソデウオやアカナマダが相次いで同館の沖合に出現したというのだ。前者は1937年に2匹、後者は1942年以前に1匹捕獲されただけの珍魚で、いずれも展示品として同博物館に収蔵、有効に活用されている(写真上)。
三重新県立博物館での今後の活用方法が期待される。