懐中電灯で楽しむ夜のミュージアム

懐中電灯(昭和後期)

 夏といえば、浴衣や花火といった風物詩が人目を引くが、同時に懐中電灯が大活躍するシーズンでもある。それは博物館においても例外ではない。

 六本木ヒルズの「地球最古の恐竜展」(2010年7月10日〜9月26日)では、懐中電灯片手に会場内をまわる「ナイトミュージアム」を開催中。会期中の金曜日22:15〜23:30限定。このほか、骨格標本と夜景が楽しめる「恐竜バー」が23時(金・土・休前日は25時)まで開店している。

 一方、鍾乳洞というのはいつ行っても暗いものなのだが、閉館(閉洞?)後の鍾乳洞の照明を消して、この上ない真っ暗の中を懐中電灯だけで探検するという「闇のロマン探検」が、秋芳洞(山口県美祢市秋芳町)で開催されている。
 5人以上のグループで、1週間前までに予約することが条件だが、2010年7月23、24、30、31、8月6、7、20、21、27、28日の10日間については、前日までに3人以上の予約で実施する。
 予約は、秋芳洞観光センター(TEL0837-62-0304)へ。

(イメージ)

 暗いと言えば「坑道」も暗い。
 地底博物館 鯛生金山(大分県日田市中津江村)では、普段は展示用に明るくしている坑道を、閉館後に実際の採掘中ぐらいの明るさに変える「ナイトミュージアム」を2010年8月15日まで開催。坑内は50mおきに裸電球が点いているという暗さで、お客は懐中電灯を持って入坑してもらう
 暗い上に坑内は気温14度ほどなので、かなりひんやり感が味わえそうだ。

 子ども向けのイベントであるが、福島県立博物館(福島県会津若松市)でも、2010年8月21日に「ナイトミュージアム for KIDS」を開催(要予約)。持参した懐中電灯を手に、学芸員の誘導で真っ暗な館内をまわり、フタバスズキリュウなどに遭遇する。

 冬に懐中電灯だと、どうも寒々しくていけない。しんしんとした冷え込みの中、なにか捜し物でもしているような気分になってくる。やはり、懐中電灯は夏が似合うように思うのだが、どうだろう。