[今日は何の日]上野公園開園日

上野公園ボードイン像

戊辰戦争が終わって、明治の初め。
現在の上野公園がある辺りは寛永寺という寺の境内だったが、彰義隊の乱などにより荒れ果てていた。夜になると人魂が飛びかったなどともいう。

当初、明治政府はここに医学校と病院を造ろうとした。不忍池を埋め立てて水田にする計画もあった。
しかし、オランダ軍医のボードイン(ボードワン)が上野の山の自然を見て、「こんないい所は公園にすべきだ」と進言する。当時の日本人は公園という言葉も概念も知らなかったそうだ。

彼の進言もあって、医学校は本郷の加賀藩邸の跡に造ることとなり(現在の東京大学)、上野は馬車道などを整備して公園というものになった。
そして、1876(明治9)年のこの日、明治天皇皇后を迎えて開業式が行われ、現在の上野公園がスタートしたのである。そんなわけで、ボードインは「上野公園の父」として銅像が立っている。

ところがこの銅像、間違って弟の顔をモデルにしてしまったことが明らかになった。同時期に来日していた弟の写真と取り違えたらしい。
結局、2006(平成18)年になって、本人の像を新たに彫像して取り替えられた。なので、ボードインの像は、上野公園にあるほかの像や碑文に比べ、ひときわ新しく輝いて鎮座している。