[今日は何の日]コンビニの日

……という日はないそうなのであるが、強いて制定するのならば、この日になろうか。1974(昭和49)年の今日、東京の江東区豊洲に日本初の本格的コンビニエンスストアとなるセブン-イレブン第1号店がオープンした。

イトーヨーカ堂が米サウスランド社と提携して導入したもので、オーナーは酒販店を営む23歳の男性だった。「1号店は実験店として直営にすべきだ」という社内の大勢を押し切って、フランチャイズ方式にこだわったのは、当時41歳の鈴木敏文専務(のちのセブン&アイ会長)。以後、破竹の勢いで、「コンビニ」は日本のごく日常の光景と化していく。

これより下ること数年後、筆者の住む町内に初めてコンビニができた時、小学生の筆者はわざわざ早起きして見に行った。もちろん殊勝な心がけなどなく、前日の新聞チラシに折り込まれた「ソフトクリームプレゼント券」につられたのであるが。

狭い敷地なのに店内がデパートのように明るくこぎれいだったのが印象的だった。ソフトクリームを舐めながら、「これが、アメリカからやって来たスーパーか!」と思ったものである。

この時の筆者は、黒船を初めて見たときの坂本龍馬と気分を共有していたといえよう(違う?)。