[今日は何の日]マグロの日

葛西臨海水族園

葛西臨海水族園のクロマグロ展示水槽(2019年8月撮影)

726(神亀3)年のこの日、日本で初めてマグロが獲れた……というのはウソで、この日、山部赤人が『万葉集』にしび釣るとして鮪(しび)漁の様子を詠んだとされることから。
日本かつお・まぐろ漁業協同組合が1986(昭和62)年に制定した。

今でこそ沖合・遠洋漁業のイメージが強いマグロ漁だが、群れをなして岸に寄ることもあったようだ。

縄文時代後期の称名寺貝塚(横浜市金沢区)のうち、「I貝塚」と呼ばれるエリアの出土魚類の分析によれば、ボラ48%、マダイ19%、クロダイ8%といった沿岸性魚類に混じって、マグロも全体の8%を占めている。同地は内湾の貝塚なので、マグロが湾内奥深くまで入り込んでくることがあったのだろう。
江戸時代〜戦前期までは、地引網を使って獲ったという記録も各地にある。

横浜市歴史博物館「称名寺貝塚 土器とイルカと縄文人」展

称名寺貝塚から出土したマグロ類の骨。横浜市歴史博物館「称名寺貝塚 土器とイルカと縄文人」展(2016年)の展示より

なお、世界で初めて、クロマグロの遊泳展示に成功した葛西臨海水族園(東京都江戸川区)は、奇しくも1989(平成元)年の「マグロの日」にオープン。
毎年この日は開園記念日で入園無料になっている。

葛西臨海水族園

2019年に開館30周年を迎えた葛西臨海水族園では、ぬいぐるみクロマグロや、マグロ竜田揚げなどの記念グッズや限定メニューが登場