[今日は何の日]最低の日

今日は最低の日なのである。なぜならば、1902(明治35)年のこの日、旭川で−41.0度という日本の気象観測では最低の気温を記録したからだ。

すさまじい寒気団であるが、この寒気団は惨事をももたらしている。

ちょうどこの時、青森の歩兵第5連隊は日露開戦に備え、八甲田山雪中行軍中だった。だが、前日からの猛吹雪に見舞われて、完全に道を見失い、第5連隊210人のうち199人が死亡、生存者わずか11人という遭難事故が起こった。世に言う「八甲田山死の彷徨」である。

日本経済新聞社刊『記念日ハンドブック』によれば、この日は日本最低気温マイナス41度が旭川市で記録されたことから、ホカホカと温かい中華まんを食べるのには最適な日であるとして「中華まんの日」制定されたという。

ほのぼのとした記念日ではあるが、現実世界では、史上類例を見ない悲劇が起こっていたのである。