木の高さに昇って、森を散歩する[ソラード(万博記念公園)]

ソラード(万博記念公園)

空中観察路のふれこみ通り、いつの間にか結構高い所を歩いている

万博記念公園(大阪府吹田市)といえば、お目当てはイベントであったり、太陽の塔であったりするのだろう。
博物館好きとしては民博(国立民族学博物館)を見たら、もうほかに何も見る気力も時間もないのだけれども、ここだけは見ておきかったという所がある。
自然文化園ゾーンにある「ソラード(森の空中観察路)」だ。


ソラード(万博記念公園)

鳥の目線気分の遊歩道

70年万博(日本万国博覧会)の跡地を「緑に包まれた文化公園」にするということで、パビリオンが撤去されたむき出しの地盤の上に、苗木を植えて待つこと幾歳月。40数年が経ち、すっかり大きな森となった現地を木の高さにまで昇って観察できる遊歩道だ。

ソラード(万博記念公園)

起点の木登りタワー。ゴールの展望タワーまで、300mの空中散策が楽しめる

木の実を間近で見たり、低木を上から見て葉の付き方を観察できたりと、ちょっとした鳥の目線気分を味わえる。そして、いつの間にか結構高い所を歩いているんだということに気がつかされる。

ソラード(万博記念公園)

木を上から見る。日光を浴びようとして枝を効率的に伸ばしていたりするのがわかる

ルート上には、高い所がアレな人は思わずひゅんとなるような道も。随所にエスケープ下山口があるので苦手な人はそちらから下界へ。

ソラード(万博記念公園)

ちょっとスリリングな道もあったりする

「もっと高い所がいい!」という、ナントカと煙みたいな方はルートのゴールに、さらに高みを目指す展望タワーがある。

ソラード(万博記念公園)

ゴールにそびえる展望タワーは高さ約20m

その展望タワーからルートを眺めると、森に埋もれていてほとんどコースが見えない。高い所を歩いてきたはずだのに、森はそれよりもはるかに高く、鬱蒼としているのだ。

ソラード(万博記念公園)

展望タワーからの眺め。遠くに太陽の塔などが眺められるが、今歩いてきたソラードは森に埋もれて見えない

これは下(森の地面)を歩いていてもそうで、ルートが人間の目線より高く、鉄塔の色もカモフラージュされているので、すぐそばにルートがあるとはなかなか気がつかない。
筆者は「森の中に空中観察路が通っているんだから、そばまで行きゃわかるさ」と思って、ろくに案内板も見ずに歩き出したのだが、一向にそれらしき物が見当たらず、しばらく森をさまようことになった。

森の造形を立体的に実感できる遊歩道だ。

ソラード(万博記念公園)

森の中から見たソラード。ルートがたくみにカモフラージュされている

万博記念公園・ソラード(森の空中観察路)
住所 大阪府吹田市千里万博公園1-1
開園 9:30〜17:00
休園日 水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日の木曜日。行楽シーズンは無休期間あり)
入園料(日本庭園・自然文化園共通) 一般260円、小中学生80円
交通 大阪モノレール万博記念公園駅より徒歩5分で中央口。ソラードへはそこから徒歩15分ほど
ソラード開設年 2000(平成12)年
ワンポイント 観察路は一方通行で、自然観察学習館横の木登りタワーから入場する。展望タワー側からはタワーのみの利用が可能。
ソラード(万博記念公園)

観察路は一方通行で、自然観察学習館横の木登りタワーから入場する