新型肺炎対策で、国立博物館などが休館

東京国立博物館

東京国立博物館などは、2020年2月27日〜3月15日の期間、臨時休館となる

新型肺炎(新型コロナウイルス感染症)に関連する、政府のスポーツ・文化イベントの2週間自粛要請(2020年2月26日)を受けて、独立行政法人国立文化財機構は、国立博物館やその公開施設を2020年2月27日〜3月15日の期間、臨時休館すると発表した。

臨時休館するミュージアムは、東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館の国立4館に加え、奈良文化財研究所の平城宮跡資料館、藤原宮跡資料室、飛鳥資料館。2020年3月16日以降の予定については、今後の状況を踏まえて発表するとしている。

なお、東京国立博物館で、2020年3月8日まで開催予定だった日本書紀成立1300年特別展「出雲と大和」は、この措置のため、2020年2月26日をもって終了となった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月に中国で初めて報告され、日本でも集団発生や感染経路の不明な患者の発生が報告されている。
政府の専門家会議は2020年2月24日に〈感染の拡大のスピードを抑制することは可能〉であり、そのためには〈これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際とな〉るとの見解を発表していた(日本経済新聞2020年2月24日付web版)。同会議は、感染の拡大のスピードを抑えることで〈可能な限り重症者の発生と死亡数を減らすこと〉を〈これからとるべき対策の最大の目標〉とすべきであるとしている(前掲)。

政府の自粛要請以前から、各地の公私立のミュージアムでは臨時休館や、展示は続行するが関連イベントを中止するなどの措置をとる施設が増えていたが、今後はこの要請を受けて、これらの動きが一層拡大するものとみられる。
国立歴史民俗博物館(歴博)、国立民族学博物館(民博)も、2020年2月28日〜3月15日の臨時休館を決めた。また、国立科学博物館は2月29日から休館に入る。

なお、厚生労働省では一般向けに、感染や潜伏期間について「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」を公開している。