北大キャンパスの遺跡紹介。タピオカが飲める土器も

北海道大学総合博物館

北海道大学総合博物館は入館無料。6~10月の金曜は21時まで開館している

観光客の散策スポットとしても人気が高い、北海道大学札幌キャンパス(札幌市北区)は、そのほぼ全域が遺跡として登録されているという。キャンパス内には約5000年前の縄文時代中期以降の遺跡があり、漁労の場やキャンプサイト、集落、墓地などとして利用されてきた。

この地の過去の生活の様子を、出土品や地層などから明らかにする企画展「K39:考古学から見た北大キャンパスの5000年」が、北海道大学総合博物館(同キャンパス内)で開催中だ。会期は2019年7月19日〜9月29日。
企画展タイトルのK39は出展ブースの場所……ではなく、札幌市北区の登録番号39番遺跡(大学キャンパス内)とのこと。

展示の代表的なものにキャンパス内で発掘された「北大式土器」がある。
北海道では、本州が弥生・古墳時代へ移行した後も、続縄文時代・擦文時代と呼ばれる独自の文化が存在したが、この北大式土器も5〜7世紀の特徴的な土器形式だ。
この時期は古墳文化(とそれにともなう政治体制)が東北地方中部にまで進出したが、当時の北海道地域の人々は交易活動などで、古墳文化圏とさかんに接触しながらも、なお独自の文化伝統を維持し続けた。この土器は、そのような独自文化を特徴づける考古資料のひとつだ。

なお、博物館内にはミュージアムカフェぽらすが併設されており、北大式土器を模した容器でタピオカミルクティが飲める「タピ土器〜続縄文期北大式土器〜」が、各日数量限定で販売されている(1600円。容器の土器は持ち帰りOK)。タピオカは装飾品として出土したガラス玉をイメージしているという。

また、企画展に関連して、2019年9月28日に、シンポジウム「北大札幌キャンパス遺跡群を探る」が開催される。