水族館の飼育員がトップ当選 = 愛知

蒲郡市竹島水族館

飼育員がトップ当選した、蒲郡市竹島水族館

2019年7月12日に開票が行われた、「へんないきもの大王タイトルマッチ」(webコミュニティ・いきものAZ主催)で、蒲郡市竹島水族館(愛知県蒲郡市)が擁立していた自館の飼育員がグランプリを獲得した。

この投票は「へんないきものの人気投票」として全国から20の動物園・水族館が参加して行われたもので、蒲郡市竹島水族館は深海生物などの豊富な飼育事例がありながら、あえて「ヒト」(愛称・三ちゃん)をエントリー。サケビクニンやネズミフグなどを破って予選を通過、本選挙では2位のポットベリーシーホース(南半球に生息する大型のタツノオトシゴ)に1000票以上の差をつける総計7151票を獲得し、他の4候補を退けた(得票結果一覧PDF)。

当選した飼育員の「三ちゃん(三田氏)」は通常の飼育業務のほかに、漁師などから持ち込まれる珍しい生物の試食を行っている(グルメハンターさんちゃんの珍生物試食記録)。

水族館の来館者はしばしば「この魚おいしそう」などと味に興味を示すことがあるが、水中生物の中には図鑑や料理本にも「味」が記載されていないものが多い。そこで、味を伝えるのも飼育員の役目であるとして実食した結果を館内のパネルなどで発表している(水中生物の専門家として安全性を確認しながら実験的に試食しているとのことなので、一般の人は真似をしないように)。

蒲郡市竹島水族館

三ちゃんによる「食レポ」は、水族館内にパネルとして掲出されている。「オオグソクムシおいしいって聞いたけどホントはどうなの?」といった疑問にも、ちゃんと答えを掲示

三ちゃん当選をいち早く報じた朝日新聞電子版2019年7月12日付によれば、当選を受けて蒲郡市竹島水族館では〈「三田とはどういう生き物か」という大型展示を計画している〉とのこと。

蒲郡市竹島水族館

飼育員の仕事や、魚などに関する豆知識を伝える手作りパネルが人気の的だ


蒲郡市竹島水族館

決して「へんないきもの」や「珍しいいきもの」を飼っていないワケではなく、「名前もわからないモノ」や「専門家も見たことがないモノ」などが随時展示されている