博物館で新種に出会う(新種展示情報)

春だから……というわけではないが、各地の博物館で新種の展示が相次いでいる。いずれも当該博物館での研究成果を反映したものだ。

北九州市立いのちのたび博物館(北九州市八幡東区)では、国内で57年ぶりに見つかった新種のタニガワナマズを2019年3月20日から展示開始。琵琶湖博物館といのちのたび博物館の研究グループが発見したもので、ナマズは従来3種が知られていたが、遺伝子解析により、普通のナマズよりもイワトコナマズに近縁な系統と判明した。

萩博物館(山口県萩市)では、新種のアブサンショウウオを2019年5月6日までの予定で展示する。山口県の萩市や阿武町などに生息するサンショウウオで、京都大学などの研究チームによる遺伝子解析の結果、従来のカスミサンショウウオと異なる新種と判明した。
生物の体調によっては展示を中止する場合がある(同館ツイッター)。

和歌山県立自然博物館(和歌山県海南市)では、新属新種のアナエビの化石を展示している。大阪並びに淡路島の和泉層群と呼ばれる地層から発見された中生代白亜紀後期の化石で、同館が瑞浪市化石博物館と共同研究を行っていた。学名をつける基準となるホロタイプ標本を含む3体を、2019年3月19日〜5月12日の期間、展示する(発表資料PDF)。

なお、同館で3月14日に発表され、西日本発の魚食性恐竜として話題になったスピノサウルス類の化石(国内3例目)は、今夏展示の予定とのこと(発表資料PDF)。