高松平家物語歴史館、「壇ノ浦の戦い」の日に閉館

高松平家物語歴史館

2019年の3月24日「壇ノ浦の戦い」の日に閉館する、高松平家物語歴史館

日本最大の蝋人形館を称し、『平家物語』の名場面を再現していた高松平家物語歴史館(高松市朝日町)が、2019年3月24日に閉館する。当日は平家が滅亡した「壇ノ浦の戦い」(1185年)の日。
サイトに挙げられた閉館の挨拶には、〈地元青少年への郷土史への関心を深めることが出来ればとの思いで営業を続け(中略)元高松市長様より、弊館の存在が観光行政の上で有難いとの評価を頂いたことが忘れられません〉とある。閉館の日をこの日にしたのが、同館の人形たちへの最後の手向けなのかもしれない。

同館は1992(平成4)年にオープン、『平家物語』の名場面を人形と音響、照明などで再現している。蝋人形というと、つい等身大と思いがちだが、小ぶりな人形を随所に配置して場面に奥行きをつけるなどの演出が見られる。また、「四国の偉人」コーナーも併設され、地元・香川出身の大平正芳や成田知巳といった激シブの蝋人形もある。70年代の日本政治に関心がある向きには、閉館までに挨拶に行くのも悪くないだろう。

高松平家物語歴史館

高松平家物語歴史館は1992年開館。『平家物語』の名場面を蝋人形で再現していた

それにしても、日本最大の蝋人形館を称する同館といい、東京タワー蝋人形館(2013年閉館)といい、この手の施設の閉館が相次ぐ。ここは人形の散逸を防ぐためにも、デーモン閣下を名誉館長にすえた新たなアミューズメント施設の登場が待たれるところである。