「上毛かるたの世界」展、群馬県立歴史博物館で

上毛かるた

上毛かるた(個人蔵)。1947(昭和22)年の登場以来、数次の改訂を経て現在に至る。「つる舞う形の群馬県」は、競技大会の際に空札として第一に読まれる

〈群馬県出身者をつかまえて「裾野は長し……」というと、間髪を入れず「赤城山」と返ってくる。小学生のころから学校や家庭でこのカルタ会が盛んで、ほとんどの県民が暗唱している。「歴史に名高い……」といえば「新田義貞」である。〉
吉川弘文館の人物叢書『新田義貞』(峰岸純夫著)は、こんな一節から始まる。このカルタこそ、群馬県のご当地カルタ・上毛かるたである。県の歴史や自然、産業、人物などが詠みこまれたもので、1947(昭和22)年12月に登場して以来、71年の歴史をもつ。

群馬県立歴史博物館(高崎市綿貫町)では、このカルタの原画を一挙公開する企画展「上毛かるたの世界」を開催。原画のほか、カルタに詠みこまれた歴史や伝説、産業などに関連する資料を展示する。会期は2018年10月6日〜12月9日。

上毛かるたは競技で行う場合のルールが定められており、百人一首大会のように自陣に22枚ずつを並べ、その後5分間を記憶時間として競技を行う。団体戦の場合は、3枚で10点、5枚で20点などのような「役札」が存在する。

企画展では、イベントとして2018年12月1日にチャンピオンチームとの対戦(見学自由)があるほか、会期中は、上毛かるたの絵柄を使ったぽち袋作りなどのワークショップや、「貝覆いで遊ぼう」(対になるハマグリの貝殻を見つける平安時代の遊び)などのイベントが土日を中心に行われる。