スロープを上って日光白根山へ![栃木県立博物館]

栃木県立博物館

栃木県立博物館。写真は日光国立公園の生物垂直分布を展示した常設展のスロープ展示

館内に入り、受付を通ると螺旋状のスロープが目にとまる。これは日光国立公園の生物に関するスロープ展示だ。全長72mのスロープを上っていくことで、日光・神橋付近(標高600m)から白根山山頂(標高2578m)までの自然相の垂直分布をたどるというもの。とくに、いろは坂から上の方に、気候的には北海道に相当するような高山の自然相がある。

スロープを上った先が展示室。かつては国分寺があり、江戸時代以降は日光東照宮があるなど、展示材料に事欠かない地域だけあって、自然史や歴史の展示物がどどっと並んで充実。男体山の火山活動から、霊場としての日光山、さらに日光東照宮の祭礼や、街道と宿駅の整備といった一連の流れを見ていくことで、栃木というエリアの地誌がわかる。

日光の眠り猫や、足尾銅山の鉱毒問題を語る上では外せない田中正造翁のレプリカ(?)まであった。このほか、自然系の展示コーナーでは、キノコや粘菌の模型がかなり精巧に作られ、気合いの入り方を感じさせる。

栃木県立博物館
住所 栃木県宇都宮市睦町2-2
開館 9:30〜17:00(7〜8月は〜17:00)
休館日 月曜(休日は開館)、休日の翌日(土日曜は開館)、年末年始
入館料 一般250円、高校・大学生120円、中学生以下無料
交通 JR東北本線宇都宮駅・東武宇都宮駅よりバス15分、「中央公園博物館前」下車
開館年 1982年10月23日