ダム建設と暮らしをテーマにした企画展、埼玉で

埼玉県立歴史と民俗の博物館(さいたま市大宮区)では、2018年10月20日〜12月2日の会期で、特別展「ダムと変わる!私たちの暮らし」を開催する。
荒川・利根川という二大河川が流れる埼玉では、古くから水害に悩まされ、戦後になって水害への解決策としてダムが建設されるようになった。一方で、ダム建設は当該地域の集落を湖底に沈めてしまうものでもあった。

同展では、水害の歴史やダム建設と人々の暮らしの関わりについて、考古資料・歴史資料・民俗資料などの多岐に渡る資料を用いて、これを紹介する。

水害の歴史では、各地域に保管されている古文書や絵図、絵馬などが一堂に会するほか、かつての水害対策についても取り上げる。また、2003(平成15)年完成の合角(かっかく)ダム(埼玉県秩父市)による水没地域の民俗資料から、失われてしまった山里の暮らしにふれる。

会期中は土曜日を中心に学芸員による展示解説が行われるほか、民俗工芸の実演、秩父地域にある4つのダムをめぐるバスツアー(11月18日催行・要事前申込)、講演会「地図から消えたムラの暮らし」(11月23日実施・要事前申込)などが予定されている。

館内のカフェでは同展開催中、合角ダムをイメージした「歴民ダムカレー」も販売する。税込み700円。