日本最大級の深海魚展、萩博物館で

萩博物館

萩博物館の「深海魚大行進」展。定置網に入った地元の深海魚を観察しにいくイベントも企画されている

七夕のように、年に一度だけ、夏に自然史系の企画展を開催する萩博物館(山口県萩市)で、今夏の特別展「深海魚大行進」が始まった。会期は2018年6月23日〜9月2日。

萩は山口県の日本海側にあるが、暖流が流れ込むためか、深海魚がしばしば出現する土地としても知られている。同館が開館準備をしていた2004(平成16)年にも、ユキフリソデウオ、アカナマダ、テンガイハタといった、地元では半世紀に一度といわれるくらい採取例の少ない深海魚が、わずか数か月のうちに相次いで捕獲されて博物館に持ちこまれ、まるで開館を祝うかのように海から展示品がやってきたこともあった。

そんな萩博物館が満を持しておくる深海魚展。幻の珍魚といわれ、この日のため(?)に10年間冷凍保管していたという「ベンテンウオ」や、リュウグウノツカイの遊泳姿勢をイメージした高さ3m超の「リュウグウノツカイタワー」などが登場。東京海洋大学マリンサイエンスミュージアムの協力も得て、およそ300種類・3000点の標本が展示される。

同館によれば、この展示規模は日本最大級の深海魚展という。

会期中は、懐中電灯片手に見学する「萩博物館特別展ナイトミュージアム」や、深海魚の解剖、さらに定置網に入った「地元」の「ナマ」の深海魚にタッチ・観察・撮影するという「深海魚ウォッチングツアー in 萩」などが予定されている。