中尊寺金色堂(1968年)

中尊寺金色堂(1968年)

1968(昭和43)年5月1日に普通切手として発行された。堂の内外に金箔が押された金色堂のイメージを限られたスペースの中で伝えるべく、金色を用いたり、地に光の反射を思わせるグラデーションを入れたりと、工夫したあとがうかがえる。
普通切手は記念切手とは異なり、郵便物の料金体系に合わせて設定され、常時発売されている切手なのだが、それでも図柄が何らかの催しと連動することはある。この切手が発売されたまさにその日は、中尊寺金色堂の「昭和の大修理」が終わり、落慶法要が執り行われる日であった。
1962(昭和37)年から行われた「昭和の大修理」は、痛みがかなり進んでいた金色堂を解体修理し、平安時代の「七宝荘厳の極楽浄土」の姿を蘇らせるというプロジェクトだった。その結果、金箔や螺鈿細工によるきらびやかな姿が復活した。
今年は大修理から50年。中尊寺では50年記念のシンポジウムや藤原四代公追善法要が営まれた。