鉄腕DASHで作った「サメ歯製漁具」、横浜市歴史博物館で展示

横浜市歴史博物館・サメ歯製漁具

「ザ!鉄腕!DASH!!」でTOKIOが作った「サメ歯製漁具」が展示されている。2018年3月31日まで

2018年1月28日に放送された「ザ!鉄腕!DASH!!」の番組内でTOKIOが作った「サメ歯製漁具」が横浜市歴史博物館で展示されている。展示期間は2018年1月30日から3月31日まで。

番組は「縄文時代の銛を作って、それで魚を獲ることができるか?」という内容で、TOKIOが釣り上げたヨシキリザメの歯を利用して、それを木の棒に埋め込み、銛を作っていく。

縄文時代にもサメの歯を利用した銛があったと考えられているが、その銛の形などは不明で、そもそも本当に魚が獲れるのかという実験は行われたことがなかった。協力・指導した横浜市歴史博物館学芸員の「実験考古学的にも意味がある」という言葉を受けて、城島茂と山口達也の両氏が2種類の銛(モリと挟み込み式ヤス)を作成し、三浦半島の城ヶ島で実際に使ってみたというものだ。

横浜市歴史博物館・サメ歯製漁具

「サメ歯製漁具」は横浜市歴史博物館のミニ展示として公開されている。フラッシュを使用しなければ、写真撮影はOK

展示コーナーには、今回作られたサメ歯製漁具2点のほか、遺跡から出土した加工痕のあるサメの歯(縄文〜弥生時代)なども展示されている。このようなサメの歯は従来、ペンダントなどの装身具や鏃(やじり)に用いられたとされていたが、北小松遺跡(宮城県大崎市)から「サメの歯が柄に埋め込まれた木製品」が出土した例もあり、利用方法については様々な可能性を検討する必要がある。

今回のTOKIOによる実験は、実際に魚が獲れることを実証したという点で、先史時代の漁具やサメ歯の利用について一石を投じたといえるのかもしれない。

横浜市歴史博物館・サメ歯製漁具

ヨシキリザメの歯を樫の木に埋め込んだ銛(逆鉤付刺突具)。接着剤を使用せずに、水を漬けた際の木材の膨張によって固定している。番組ではマダコ1匹、ヒラタエイ1匹の釣果があった

 

横浜市歴史博物館・サメ歯製漁具

同じくヨシキリザメの歯を用いた、挟み込み式ヤス。銛を通さない硬い外皮をもつハコフグを挟み込んで捕獲した